Interview
R.Hさん
出身学部学科:バイオ学科
入社年数:3年
配属部署:細胞技術本部 品質管理グループ
前職では大阪で胎児の染色体異常などを調べる出生前診断の検査を行っていました。結婚を機にこちらへ引っ越ししてきて、仕事を探しているときに「再生医療」「臍帯血」というキーワードが目に留まり、とても興味が湧いたので、私もここで働きたいと思い入社いたしました。
ステムセル研究所のみなさんは優しく、話しやすいので、分からないことがあってもすぐに解決できると思います。私も困っている人を見かけたら、すぐに話しかけるようにしています。
臍帯血分離をした後の臍帯血の細胞数をフローサイトメトリーで測定します。その他にも幹細胞の増殖能試験、検査委託業者への検体出検業務(無菌検査、感染症検査、血液検査 等)さまざまな実務があります。
スケジュールとしては、出社後まずはフローサイトメトリーの機械の精度管理を行います。
その後は、分離後の臍帯血サンプルの測定や自分の担当する仕事と並行して仕事していきます。臍帯血採取後48時間以内で分離するという社内規定がありますので、遅くまで対応することもたまにあります。ですが、お客様の一生に一回しか取れない大切なサンプルの事を考えると、責任感を持って、どんな状況であっても丁寧に扱うことと正確な測定結果を報告するのがとても大事だと思います。
出産は長い日を経て迎えます。その時にしか採取出来ない検体を扱う為、責任感は増します。ですが、実際に私たちが製造・品質管理をした細胞液を投与された方の症状が回復に向かっていると聞くと、「この仕事をしていて良かったな」と感じます。
また、経験を重ねることで仕事のスピードが速くなり、色々な仕事を任せてもらえるようになった時に成長を感じます。
お客様の大切な検体なのでミスは許されません。絶対にミスしないようにと肝に銘じて仕事をしています。今後もミスのないように日頃から落ち着いて仕事をこなしていきたいです。
限られた時間の中で、日々のルーチン業務をこなすことはもちろん、品質管理に関してもっと専門的になりたいなと思います。
休日は自宅で猫とのんびり過ごしたり、ゲームをしたり、買い物に出かけたりしています。仕事と休日のメリハリをつけて過ごしています。
会社は明るい雰囲気で働きやすい環境だと思います。周りの方々が優しい方ばかりなので、自分なりのペースで成長できると思います。
手を動かす仕事なので、細かい作業が好きな方や、再生医療に興味のある人に向いている職種だと思います。実際に私たちが処理した細胞液が投与されるので、自覚と責任感を持って取り組める方と一緒に働けると嬉しいです。
責任感のある人と働きたいです。大切な検体なので、もしミスや問題が起きたときに、そのことに向き合い、解決のために考えることができる人がいいと思います。
これまでの医療は、病気や怪我で失われた臓器や組織の機能を元に戻すのは難しかったですが、再生医療は細胞を使って回復を目指す点が大きな魅力だと思います。今はまだ研究段階のものも多いですが、技術が進めばより多くの患者さんが救われる可能性があると思います。その臍帯血や臍帯を本人や家族のもしもの時のために使用できるのはステムセル研究所のような民間バンクだけだと思います。
指示待ちではなく、自分の仕事の意味を考えて動き、尚且つ、チーム全体を意識し、周りの人への影響も考えて行動できる人が活躍できる人だと思います。
日々、ルーチン業務を行っているので、特に印象に残っていることはありませんが、臍帯血採取後48時間以内で分離するという社内規定を超過してしまった検体の幹細胞の増殖能試験で、シャーレ上で日を追うごとにどんどん細胞が増殖しているのが目に見えてわかり、細胞の生命力に感動したのを覚えています。
できること・できないことを正しく判断し、無理に抱え込まず、仕事の仲間に相談や協力を求めることが大切だと思います。人にはそれぞれ向き不向きが絶対にあるので、自分の役割を理解してその場所で頑張ることが自分にとっても会社にとってもいいことだと思います。