両親学級で学ぶことのできる内容とは?魅力ある内容と注意点

助産師 坂田陽子 先生

記事監修者:助産師 坂田陽子 先生

助産師/看護師/国際認定ラクテーションコンサルタント/ピーターウォーカー認定ベビーマッサージ講師/オーソモレキュラー(分子整合栄養学)栄養カウンセラー

みなさん、両親学級にはもう行かれましたか?

このコラムを書くにあたって、参加した両親学級のことを思い出してみました。今思えば、なんだか微笑ましく、懐かしく、特別な時間でした。まだ子供が居なくて、何もかも初めてだったパパママ初心者の私たち。周りにも同じような夫婦が集まって、少しだけ緊張しながら、一緒に恥ずかしがりながら、自然と笑顔になっていました。

そして両親学級をきっかけに仲良くなれたお友達もいました。両親学級は、そこで学べる内容以上に得られることがたくさんあります。そんな特別な時間をみなさんにも共有したく、両親学級の様子や内容、注意事項などをまとめてお伝えしたいと思います。

 

私の経験した両親学級

私が出産したのは今から7年前。両親学級に参加したのは、妊娠7〜8カ月の頃でした。

当時住んでいた市は子育て支援がしっかりしていて、市が主催するウェルカムベビークラスという名の講座は、ママだけが参加するものと、パパと参加する両親学級がありました。

初めての妊娠、出産にドキドキだった私は、こういう講座に積極的に参加したいと思っていました。そしてパパも、わりと何でも参加してくれるタイプ。参加自体に不安はありませんでした。

当日、会場に入ってみると、市内から集まったたくさんのパパとママ。いろいろな雰囲気の方々がいます。普段は産婦人科で妊婦さんばかり見ていたので、たくさんのパパたちが集まっているのになんとなく圧倒されました。

そして始まった両親学級。一番記憶に残っているのは、なんと言ってもパパの妊婦体験です!

妊婦のおなかに見立てた7〜8kgあるベストをパパに着てもらい、いろいろな動きをしてもらうという内容。寝転がってから起き上がってもらったり、階段を登ってもらったり、靴を履いてもらったり。おそらく妊婦さんが感じている重さや動きにくさを体験して、共感や思いやりを持ってもらう意図があるのではないかと思います。

実際に体験した後は、多くの旦那さんが「想像以上だった」との声。おなかが大きくなってくれば、大変さはなんとなくわかってくれると思っていたのですが、実際に体験してみると全然違うようでした。

妊娠後期の動きにくい時期は、家事などもしんどいのですが、無理してやってしまうとやれるんだと思われてしまい、生活の負荷がどんどん大きくなっていくんですよね。そういう意味では、この両親学級の妊婦体験は、かなり効果的な内容だったように思います。

次に良かったのは、沐浴指導です。実際に、人形を赤ちゃんに見立てて沐浴させるという内容。ベビーバスにお湯を張って、赤ちゃんの支え方から、洗い方、ガーゼの使い方などを学ぶ内容でした。

いくつかのグループにわかれ、順番に夫婦で行っていきます。これが意外と難しい。首を支えながら、ガーゼをかけて・・・なんてうまく出来ないですし、生まれてくるまで覚えていられるかも心配になりました。しかし、この沐浴指導。のちに効果を発揮することとなります。

この他にも、座学で妊婦さんの変化についてお話があったり、出産や育児の準備についての説明があったり、歯科検診を夫婦で受けたりもしました。妊娠中は体の変化があるママが中心になりがちですが、両親学級に行くことでパパが参加してくれる安心感と一緒にこれから子育てするというほんのりとした実感を得られて、とても良かったです。

 

行って良かった、両親学級。その効果とは?

両親学級に参加して間もなく、おなかはみるみる大きくなっていきました。すると些細なことで、「大丈夫?」「やろうか?」など、パパが声をかけてくれるようになったのです。すごい効果だなと、こっそり思いました。両親学級で妊婦体験したことで私の状況や大変さが想像できたのだと思います。

自分だけが大変、という気持ちもありましたし、出産が近づくと不安で不安定にもなりましたが、こういうちょっとした心遣いが嬉しく感じました。そして、両親学級から数カ月後、無事に男の子を出産した私は、またしても両親学級に感謝することになります。それは、パパの心強い沐浴サポート。赤ちゃんのお世話やおっぱいなど、基本はママが中心。パパはいつ何をしたら良いか、よくわからないですし、やろうとしてもうまくいかずに戦力外になってしまうことがよくあります。

そんな中、沐浴は唯一パパが自信を持ってやれることだったのです。夜も寝られずに24時間育児をする中、パパが率先してやってくれる沐浴の心強かったこと!そして沐浴で助かるのが、パパの大きな手です!まだフニャフニャで不安定な赤ちゃんを支えるのに、ママの手より断然安心でした。

両親学級に行って沐浴指導を受けていたことで、パパも自信を持って育児に参加できる機会を持てたのです。そして育児に参加してくれるパパの姿は、産後の不安定な心にホッとできるような光をくれました。

 

でもパパはデリケート!ご注意ください!!

これまで、私の体験談を含めて両親学級の内容や効果についてお話ししてきました。私にとっては良いことがたくさんあったのですが、人によっては違うのかもしれません。

例えば、人付き合いが苦手な方。両親学級では多少の交流があります。基本は夫婦で話していますが、一緒にやることもあるので、なんとなく無言でいるのは気まずい場面も。

また、母親学級にしろ、両親学級にしろ、ちょっとした自己紹介をしてから始めていくケースが多くあります。そんな内容を見ると、初めて会う人に緊張してしまうタイプの方は憂鬱になってしまいますよね。

そして多いのが、人前で妊婦体験なんて絶対嫌だ!という、恥ずかしがり屋な方。しかし、妊婦体験は希望者だけにしているところもあるようですので、ご安心ください。またそうでなくても、適宜ご相談されれば絶対やらないといけないわけではないはずです。

このように不安材料はいろいろあるのですが、そのことを口にせず、パパが両親学級に行くことを嫌がるケースもあるかもしれません。妊娠期間中におなかが大きくなったり、胎動を感じたりするママと違って、パパの方が消極的になりやすい可能性もあります。

無理強いはせず、でも参加するメリットも大きいと思いますので、パパのタイプに合わせて誘ってみてください。嫌がっても、きっと育児に非協力的というわけではないと思いますよ。

そして、妊婦体験も沐浴指導も受けていないとダメ、というものでもありません。実際に沐浴指導は助かったのですが、少し丁寧すぎると思う内容でもあるので、いずれ自分たちのやりやすいスタイルに変わっていくと思います。

そして、もし両親学級に行けない場合でも、最近はたくさんの動画があります。例えば、おうちで一緒に視聴してみることで解消することもあるかもしれません。両親学級で学ぶ内容も魅力はありますが、何かを一緒に調べたり、考えたり、準備するということで、パパママの結束を高めていただけたらと思います。

 

赤ちゃんの未来に備える「さい帯・さい帯血保管」を考えてみませんか?

赤ちゃんとお母さんをつなぐ、「へその緒(さい帯)」と、その中を流れる血液「さい帯血」には、体を作るためのもととなる貴重な「幹細胞」が多く含まれていて、赤ちゃんやご家族の将来に備えて長期的に凍結保管することができます。

幹細胞は新しい医療への活用が進められており、もしもの時に役立てられる可能性があります。

さい帯・さい帯血保管のポイント!

  1. 出産後わずか数分の間にしか採取できない貴重な赤ちゃんのものです。
  2. 採取の際、お母さんと赤ちゃんに痛みや危険はありません。
  3. どちらにも幹細胞がたくさん含まれています。
  4. 再生医療分野など、さまざまな活用が進んでいます。
  5. それぞれ異なる幹細胞が含まれているため、両方を保管しておくことで将来の利用の選択肢が広がります。

実際に保管・利用した方のお声

出産時にしか採取できない「さい帯血」を、脳性まひのお子さまに対して臨床研究で使用された方のお声をご紹介します。

高知大学の臨床研究で
さい帯血投与を受けたお子さま

さい帯血を保管して
本当に良かったと思っています

元気に産まれたと思っていましたが、生後半年頃から左手をほとんど使おうとしないことに気付き、1歳頃にやはり何かおかしいと思ってMRIを撮ってもらうことにしました。結果1歳5ヶ月で脳性まひとわかりました。
2歳の誕生日にステムセルからハガキが届き、出産時に保管したさい帯血がもしや役に立つのではと思い至りステムセルに問い合わせました。ちょうど臨床試験への参加者を募集していて、運よく2歳5ヶ月のときに参加することができました。
輸血前は左手と左足に麻痺があり、歩けてはいるものの、とても転びやすく、少し歩いては転びを繰り返していました。しかし輸血後、翌日には転ぶ回数が減り、おもちゃを両手で掴めるようになって驚きました。その後もリハビリも継続し、完治したわけではありませんがかなり麻痺が軽くなったように思います。
現在、地域の小学校の普通級に集団登校で通えています。
まさか我が子がさい帯血を使って治療をすることになるとは思っていませんでしたが、保険のつもりでさい帯血を保管しておいて本当に良かったと思います。

さい帯・さい帯血を利用した再生医療の研究が、今まさに国内外で進んでいます。

その他のお声は公式サイトからご覧いただけます。

医師からのメッセージ


総合母子保健センター
愛育病院 病院長
百枝幹雄 先生

応用範囲が広がる
「さい帯・さい帯血」による再生医療

近年、めざましく進歩している再生医療のなかで、さい帯やさい帯血の幹細胞を利用する技術の最大の特徴は、通常は破棄してしまうけれども実はとてもポテンシャルの高い出生時の幹細胞を活用するという点です。
これまで有効性が示されている白血病、脳性まひ、自閉症のほかにも様々な疾患に対して臨床研究が進んでいますし、民間のバンクではご家族への利用も可能になりつつありますので、今後はますます応用範囲が広がることが期待されます。
一方、忘れてはならないのは必要になるまで幹細胞を長期間安全に保管するには信頼できる設備と技術が必要だということで、それにはそれなりのコストがかかります。
コスト・ベネフィットのとらえ方は人それぞれですが、お子様とご家族の将来を見据えてベネフィットが大きいとお考えの方には、信頼できる施設へのさい帯やさい帯血の保管は十分価値のある選択肢だと思います。

さい帯・さい帯血についてより詳しく知りたい方はこちらの記事もご覧ください。

保管するなら、ステムセル研究所の「HOPECELL(ホープセル)」

株式会社ステムセル研究所が提供する「さい帯・さい帯血ファミリーバンクHOPECELL(ホープセル)」は、日本国内で最も選ばれている保管サービスです。

ステムセル研究所は、25年以上の保管・運営実績がある日本初のさい帯血バンクで、国内最多となる累計80,000名以上のさい帯血を保管しています。

どうやって保管するの?
ステムセル
研究所
出産時に産科施設で採取されたさい帯・さい帯血は、ステムセル研究所の高レベルのクリーンな環境で専門スタッフが処理・検査を行います。国内最大級の細胞保管施設にて、約-190℃の液体窒素タンク内で長期間大切に保管されます。また、ステムセル研究所は厚生労働省(関東信越厚生局)より「特定細胞加工物製造許可」を取得しており、高品質と安全性を実現しています。
保管したさい帯血は何に使えるの?
ステムセル
研究所

国内では脳性まひに対する、赤ちゃんご自身やごきょうだいのさい帯血投与の研究が行われています。海外の臨床研究では、投与により運動機能および脳神経回路の改善が報告されています。また自閉症スペクトラム障害(ASD)に対して、さい帯血の投与によりコミュニケーション能力や社会への順応性が向上する可能性が期待されており、大阪公立大学にてお子さまご自身のさい帯血を投与する臨床研究が開始されます。

さい帯・さい帯血保管は高いと聞いたのですが…
ステムセル
研究所
さい帯またはさい帯血のどちらか一方を10年間保管する場合、月々2,980円(税込)で保管することができます。出産時にしか採取・保管することができない貴重な細胞なので、お子さまの将来に備えて保管される方が増えています。

無料パンフレットをお送りします!

さい帯・さい帯血保管についてより詳しく知っていただけるパンフレットをご自宅へお送りします。

赤ちゃんの将来に備える「さい帯・さい帯血保管」をぜひ妊娠中にご検討ください。

この記事の監修者

助産師 坂田陽子 先生

経歴

葛飾赤十字産院、愛育病院、聖母病院でNICU(新生児集中治療室)や産婦人科に勤務し、延べ3000人以上の母児のケアを行う。
その後、都内の産婦人科病院や広尾にある愛育クリニックインターナショナルユニットで師長を経験。クリニックから委託され、大使館をはじめ、たくさんのご自宅に伺い授乳相談・育児相談を行う。

日本赤十字武蔵野短期大学(現 日本赤十字看護大学)
母子保健研修センター助産師学校 卒業

資格

助産師/看護師/国際認定ラクテーションコンサルタント/ピーターウォーカー認定ベビーマッサージ講師/オーソモレキュラー(分子整合栄養学)栄養カウンセラー