陣痛中にも胎動はある!?

助産師 坂田陽子 先生

記事監修者:助産師 坂田陽子 先生

助産師/看護師/国際認定ラクテーションコンサルタント/ピーターウォーカー認定ベビーマッサージ講師/オーソモレキュラー(分子整合栄養学)栄養カウンセラー

妊娠中は、つわりや体の変化で大変なこともありますが、赤ちゃんと出会える喜びでいっぱいだと思います。

なかでも、妊婦さんにとって「胎動」を感じることは、赤ちゃんを強く意識して共に絆を深めていく、幸せな瞬間ですよね!

私自身、妊婦であることを忘れるくらい忙しくしていましたが、ポコッポコッと赤ちゃんが動くたびに、手で軽くたたき返してコミュニケーションを楽しんでいたことを思い出します。

そんな「胎動」ですが、出産間近になると、これは「胎動」なのか「陣痛」なのか、判断に迷うことはありませんか?

今日はそんな胎動について詳しく見ていきたいと思います。

 

胎動って?強さはどのくらい?どう変わっていくの?

文字通り、赤ちゃんが体を動かすと、子宮壁にぶつかって感じる動きが胎動です。

赤ちゃんが小さい頃は、わずかな胎動しか感じることができません。しかし、大きくなるとしゃっくりや手足の曲げ伸ばし、キックをしたときに胎動を感じることができます。

赤ちゃんは胎動で、ママに自分の存在を知らせているのです。胎動を感じたら、手を当ててみたり、話しかけたりして、赤ちゃんとのコミュニケーションを楽しんでください。

胎動を感じ始める時期には個人差がありますが、一般的には妊娠16~20週頃だと言われています。そして赤ちゃんが大きくなるにつれて、胎動が激しくなってきます。

赤ちゃんの筋肉が発達すると、元気な赤ちゃんだとママが痛く感じるほどの強さになることもあります。

出産が近づく頃には、赤ちゃんは下向きにママの体の下の方に降りてきて、頭を骨盤に固定していくため、それ以前よりも自由に動きにくくなると言われます。また、赤ちゃんがすくすく育つことで、限られたスペースの子宮では動きが制限されます。

そのため、胎動を感じる頻度が減ったり、弱くなったりすることがあります。しかし、全く感じなくなることは基本的にありません。

胎動は「赤ちゃんの動き」を察知することなので、赤ちゃんの状態をチェックする基準の一つになる、とても大切なものです。

でも、妊婦さんが1日中、胎動の全てを感じとることは不可能ですよね。ママが寝ている間の胎動はわかりませんし、逆に日中ママが活動している時には胎動に気づきにくいですよね。

胎動カウント

胎動をチェックしたくても、一日中赤ちゃんの胎動を観察することはできません。そこでお勧めしたいのが「胎動カウント」です。さまざまな方法がありますが、一例として「胎動10回カウント法」というのをご紹介します。

・1日1回、横になるか、座るかのどちらかの体勢になります。

・赤ちゃんがはっきりと10回動くのに何分かかるか、その時間を計ります。

とっても簡単ですよね!でも、すごく重要なことがわかるんです!!

胎動がいつもと違うかどうか、判断するためには「いつも」を知っていなければできません。妊娠7カ月以降、はっきりと胎動を感じるようになったら、毎日「胎動カウント」を行い記録しましょう。そうすることで「いつも」の胎動がどういう状態なのかを知ることができます。

陣痛と胎動の違いって?

陣痛と胎動を間違えることなんてある?と思われるかもしれません。ところが、陣痛の始まりである「前駆陣痛」と「胎動」を勘違いするママもいるようです。

出産前に陣痛が起こることはご存じですよね。その陣痛も種類があり、みなさんがイメージするいわゆる「陣痛」は本陣痛と言われ、規則的に激しい痛みに襲われます。痛みの間隔が規則的で、徐々に短くなっていきます。初産婦の場合、10分間隔になったら病院に連絡する!と言われているものです。

その本陣痛が起こる前にも、前駆陣痛があります。一般的に妊娠36~40週くらいに起こると言われています。始まりは「生理痛のような痛み」「下痢のような痛み」に感じることもあり、痛み方も人それぞれで、胎動と勘違いするママもいるようです。

 

陣痛中にも胎動はあるの?

陣痛の最中も、胎動は必ずあります。

ただし、ママは陣痛の痛みに耐えている最中なので、胎動の感じ方は違うことも考えられます。

特に出産間近には、激しい痛みから無意識に腹圧をかけ、赤ちゃんを生み出そうとする自然な力が働いていて、とても胎動を感じている余裕はないかもしれません。

実際、私自身も陣痛の痛みを逃がすのに精一杯で、その最中は胎動のこと、すっかり忘れていました。

陣痛中は、赤ちゃんも出産に向けて頑張っています。例えば、陣痛が規則的となり、1時間に6回以上となる頃には、回旋(産道を通り抜けるために、赤ちゃんが約90度回転しながら産道を下降すること)も始まっています。

胎動を感じる、感じないは別として、胎動は陣痛中にもあると覚えておきましょう。

さいごに

胎動や陣痛の感じ方は、個人差があるので、自分が正常なのかどうか、不安になってしまうこともありますよね。少しでも不安や心配なことがある場合には、無理に自己解決しようとせず、病院に相談するなどして、不安を取り除くように心がけてください。

ママの心の健康は、赤ちゃんの健康にも繋がります。

安心してお産を迎えられるよう、穏やかで、ハッピーな気持ちでお過ごしください♪

 

赤ちゃんの未来に備える「さい帯・さい帯血保管」を考えてみませんか?

赤ちゃんとお母さんをつなぐ、「へその緒(さい帯)」と、その中を流れる血液「さい帯血」には、体を作るためのもととなる貴重な「幹細胞」が多く含まれていて、赤ちゃんやご家族の将来に備えて長期的に凍結保管することができます。

幹細胞は新しい医療への活用が進められており、もしもの時に役立てられる可能性があります。

さい帯・さい帯血保管のポイント!

  1. 出産後わずか数分の間にしか採取できない貴重な赤ちゃんのものです。
  2. 採取の際、お母さんと赤ちゃんに痛みや危険はありません。
  3. どちらにも幹細胞がたくさん含まれています。
  4. 再生医療分野など、さまざまな活用が進んでいます。
  5. それぞれ異なる幹細胞が含まれているため、両方を保管しておくことで将来の利用の選択肢が広がります。

実際に保管・利用した方のお声

出産時にしか採取できない「さい帯血」を、脳性まひのお子さまに対して臨床研究で使用された方のお声をご紹介します。

高知大学の臨床研究で
さい帯血投与を受けたお子さま

さい帯血を保管して
本当に良かったと思っています

元気に産まれたと思っていましたが、生後半年頃から左手をほとんど使おうとしないことに気付き、1歳頃にやはり何かおかしいと思ってMRIを撮ってもらうことにしました。結果1歳5ヶ月で脳性まひとわかりました。
2歳の誕生日にステムセルからハガキが届き、出産時に保管したさい帯血がもしや役に立つのではと思い至りステムセルに問い合わせました。ちょうど臨床試験への参加者を募集していて、運よく2歳5ヶ月のときに参加することができました。
輸血前は左手と左足に麻痺があり、歩けてはいるものの、とても転びやすく、少し歩いては転びを繰り返していました。しかし輸血後、翌日には転ぶ回数が減り、おもちゃを両手で掴めるようになって驚きました。その後もリハビリも継続し、完治したわけではありませんがかなり麻痺が軽くなったように思います。
現在、地域の小学校の普通級に集団登校で通えています。
まさか我が子がさい帯血を使って治療をすることになるとは思っていませんでしたが、保険のつもりでさい帯血を保管しておいて本当に良かったと思います。

さい帯・さい帯血を利用した再生医療の研究が、今まさに国内外で進んでいます。

その他のお声は公式サイトからご覧いただけます。

医師からのメッセージ


総合母子保健センター
愛育病院 病院長
百枝幹雄 先生

応用範囲が広がる
「さい帯・さい帯血」による再生医療

近年、めざましく進歩している再生医療のなかで、さい帯やさい帯血の幹細胞を利用する技術の最大の特徴は、通常は破棄してしまうけれども実はとてもポテンシャルの高い出生時の幹細胞を活用するという点です。
これまで有効性が示されている白血病、脳性まひ、自閉症のほかにも様々な疾患に対して臨床研究が進んでいますし、民間のバンクではご家族への利用も可能になりつつありますので、今後はますます応用範囲が広がることが期待されます。
一方、忘れてはならないのは必要になるまで幹細胞を長期間安全に保管するには信頼できる設備と技術が必要だということで、それにはそれなりのコストがかかります。
コスト・ベネフィットのとらえ方は人それぞれですが、お子様とご家族の将来を見据えてベネフィットが大きいとお考えの方には、信頼できる施設へのさい帯やさい帯血の保管は十分価値のある選択肢だと思います。

さい帯・さい帯血についてより詳しく知りたい方はこちらの記事もご覧ください。

保管するなら、ステムセル研究所の「HOPECELL(ホープセル)」

株式会社ステムセル研究所が提供する「さい帯・さい帯血ファミリーバンクHOPECELL(ホープセル)」は、日本国内で最も選ばれている保管サービスです。

ステムセル研究所は、25年以上の保管・運営実績がある日本初のさい帯血バンクで、国内最多となる累計80,000名以上のさい帯血を保管しています。

どうやって保管するの?
ステムセル
研究所
出産時に産科施設で採取されたさい帯・さい帯血は、ステムセル研究所の高レベルのクリーンな環境で専門スタッフが処理・検査を行います。国内最大級の細胞保管施設にて、約-190℃の液体窒素タンク内で長期間大切に保管されます。また、ステムセル研究所は厚生労働省(関東信越厚生局)より「特定細胞加工物製造許可」を取得しており、高品質と安全性を実現しています。
保管したさい帯血は何に使えるの?
ステムセル
研究所

国内では脳性まひに対する、赤ちゃんご自身やごきょうだいのさい帯血投与の研究が行われています。海外の臨床研究では、投与により運動機能および脳神経回路の改善が報告されています。また自閉症スペクトラム障害(ASD)に対して、さい帯血の投与によりコミュニケーション能力や社会への順応性が向上する可能性が期待されており、大阪公立大学にてお子さまご自身のさい帯血を投与する臨床研究が開始されます。

さい帯・さい帯血保管は高いと聞いたのですが…
ステムセル
研究所
さい帯またはさい帯血のどちらか一方を10年間保管する場合、月々2,980円(税込)で保管することができます。出産時にしか採取・保管することができない貴重な細胞なので、お子さまの将来に備えて保管される方が増えています。

無料パンフレットをお送りします!

さい帯・さい帯血保管についてより詳しく知っていただけるパンフレットをご自宅へお送りします。

赤ちゃんの将来に備える「さい帯・さい帯血保管」をぜひ妊娠中にご検討ください。

この記事の監修者

助産師 坂田陽子 先生

経歴

葛飾赤十字産院、愛育病院、聖母病院でNICU(新生児集中治療室)や産婦人科に勤務し、延べ3000人以上の母児のケアを行う。
その後、都内の産婦人科病院や広尾にある愛育クリニックインターナショナルユニットで師長を経験。クリニックから委託され、大使館をはじめ、たくさんのご自宅に伺い授乳相談・育児相談を行う。

日本赤十字武蔵野短期大学(現 日本赤十字看護大学)
母子保健研修センター助産師学校 卒業

資格

助産師/看護師/国際認定ラクテーションコンサルタント/ピーターウォーカー認定ベビーマッサージ講師/オーソモレキュラー(分子整合栄養学)栄養カウンセラー