赤ちゃんの健康についてご一緒に考えてみませんか?

記事監修者:坂田陽子
助産師/看護師/国際認定ラクテーションコンサルタント/ピーターウォーカー認定ベビーマッサージ講師/オーソモレキュラー(分子整合栄養学)栄養カウンセラー

赤ちゃんが「健康で元気にすくすく育ってほしい!」、ママ・パパならば、きっと誰しもが願うことですよね。今日は、赤ちゃんの健康を守るために、ママ・パパができることを考えていきたいと思います。
赤ちゃんが健康であるということは?
そもそも、赤ちゃんが「健康である」というのは、どういう状態のことを言うのか考えてみたいと思います。
「健康である」であることは、
①「赤ちゃんがいつものように元気」で
②「赤ちゃんの月齢に沿った発育」がある状態だと思います。
もちろん、「健康」の定義は一つではないと思いますが、本コラムではこのように考えたいと思います。
①「赤ちゃんがいつものように元気」とは?
・赤ちゃんのいつもの体温はどのくらいでしょうか?
・いつも母乳はどのくらいのみますか?
・離乳食でしたら、いつもどのくらい食べますか?
・いつものお昼寝の時間は?
・だいたいいつも起きる時間は?寝る時間は?
・いつものおむつ替えの回数、量や便の色は?
・いつもの好きな遊びは?喜ぶときは?ご機嫌の感じは?
赤ちゃんの健康を考える上で、ポイントとなるであろう点をいくつか挙げていましたが、ママ・パパは、赤ちゃんとの生活の中で、上記のような「いつも感」を肌で感じて、感覚的に覚えていらっしゃるかと思います。
「いつものような元気」を維持しているときは、まさに赤ちゃんが健康で元気にすくすく育っている!という実感をすることができます。反対に、「いつものような元気」という感覚が当てはまらなくなった場合、「アレ?いつもと違うな」という時には、赤ちゃんの全身状態をよく観察して、必要な場合には、医療機関を受診することが、必要になってくると思います(※1)。
ご家族でよく赤ちゃんの様子を共有する(※2)ことで、異変にいち早く気づき、結果、早期の回復が期待できます。
※1
赤ちゃんに発熱や下痢、嘔吐の症状があったとしても、赤ちゃんが「いつものように」食欲があり、ご機嫌が良いときは、医療機関に受診しなくても治ってしまうことなどもあります。反対に、発熱や嘔吐の症状も多くないけれど、「いつものように」母乳を飲まない、離乳食を食べない、好きな遊びをしない、といった場合は、医療機関を受診しましょう。
※2
ママ・パパとでは、育児の時間が異なったり、おじいさまやおばあさまに、赤ちゃんをお預けしたりするときなど、この「いつも感」という感覚を、是非ご家族で共有されると良いと思います。具体的には、赤ちゃんのいつもの様子を口頭で伝える、メモにしておく等がお勧めです。
②赤ちゃんに月齢に沿った発育があるということとは?
どのようにして月齢や年齢に沿った発育があるか確認すればよいのでしょうか?
この点、強い味方となってくれるのは「母子健康手帳」です。妊婦健診の頃からよくご覧になっていらっしゃるかとは思います!母子手帳にある、乳幼児健康診査を受けて、発育曲線をチェックすることが、一つの確認方法と言えるかと思います。
乳幼児健康診査について、もう少し触れますと、母子健康法に基づいて市町村などが乳幼児に対して行うもので、義務化されているのは、1歳6か月健診と3歳児健診ですが、ほとんどの自治体で3~4か月健診や、生まれた医療機関で1か月健診などが行われています。節目ごとの健康診査では、体重・身長・栄養状態・異常がないか、運動機能や精神発達の状況について確認することができます。
ちなみに、この健康診査は、お住まいの市町村の保健センターや指定された病院で受けます。当日は、母子手帳・健康保険証・問診票・おむつ・ミルク等をご準備してお出かけなさってください。
また、赤ちゃんの発達は、個人差が大きいので、ご不安になってることや、疑問点を予め記入して、健康診査の際に、医師や保健師さんにお尋ねしてみるのもお勧めです。
さいごに
赤ちゃんが健康ですくすく元気に育ってほしい、筆者も親となっての永遠のテーマと感じておりますし、コロナ禍におきましても、「元気」でいることの大切さを再認識しております。
このコラムでは、日ごろのお子さまのご様子を「いつも感」と称して呼ばせていただきましたが、ママ・パパは、赤ちゃんと過ごす時間の中で、少しずつ、肌感覚で「いつも感」を蓄積なさっていると思います。ある本には、『ママ・パパは我が子を診る最初のお医者さん』という言葉がございましたが、このような心構えを持つことも大切かなと感じています。
とはいえ、緊急の時のご対応も、今一度ご家族でご確認ください。赤ちゃんが生後3か月未満で38度以上の高熱がでる、顔色が非常に悪い、何をしても泣き止まない、そのような際は、緊急度に応じて、休日・夜間でも受診、または救急車を呼ぶことも必要です。
赤ちゃんの健康な姿は、本当に愛しくて幸せを感じるものです。
お子さまの健やかなご成長を心より願っております。
参考文献
宮下守『症状からすべてわかる 子どもの病気の不安に答える本』講談社、2010年09月01日
赤ちゃんの未来に備える「さい帯・さい帯血保管」を考えてみませんか?
赤ちゃんとお母さんをつなぐ、「へその緒(さい帯)」と、その中を流れる血液「さい帯血」には、体を作るためのもととなる貴重な「幹細胞」が多く含まれていて、赤ちゃんやご家族の将来に備えて長期的に凍結保管することができます。
幹細胞は新しい医療への活用が進められており、もしもの時に役立てられる可能性があります。
- 出産後わずか数分の間にしか採取できない貴重な赤ちゃんのものです。
- 採取の際、お母さんと赤ちゃんに痛みや危険はありません。
- どちらにも幹細胞がたくさん含まれています。
- 再生医療分野など、さまざまな活用が進んでいます。
- それぞれ異なる幹細胞が含まれているため、両方を保管しておくことで将来の利用の選択肢が広がります。
実際に保管・利用した方のお声
出産時にしか採取できない「さい帯血」を、脳性まひのお子さまに対して臨床研究で使用された方のお声をご紹介します。

高知大学の臨床研究で
さい帯血投与を受けたお子さま
さい帯血を保管して
本当に良かったと思っています
元気に産まれたと思っていましたが、生後半年頃から左手をほとんど使おうとしないことに気付き、1歳頃にやはり何かおかしいと思ってMRIを撮ってもらうことにしました。結果1歳5ヶ月で脳性まひとわかりました。
2歳の誕生日にステムセルからハガキが届き、出産時に保管したさい帯血がもしや役に立つのではと思い至りステムセルに問い合わせました。ちょうど臨床試験への参加者を募集していて、運よく2歳5ヶ月のときに参加することができました。
輸血前は左手と左足に麻痺があり、歩けてはいるものの、とても転びやすく、少し歩いては転びを繰り返していました。しかし輸血後、翌日には転ぶ回数が減り、おもちゃを両手で掴めるようになって驚きました。その後もリハビリも継続し、完治したわけではありませんがかなり麻痺が軽くなったように思います。
現在、地域の小学校の普通級に集団登校で通えています。
まさか我が子がさい帯血を使って治療をすることになるとは思っていませんでしたが、保険のつもりでさい帯血を保管しておいて本当に良かったと思います。
さい帯・さい帯血を利用した再生医療の研究が、今まさに国内外で進んでいます。
その他のお声は公式サイトからご覧いただけます。
医師からのメッセージ

総合母子保健センター
愛育病院 病院長
百枝幹雄 先生
応用範囲が広がる
「さい帯・さい帯血」による再生医療
近年、めざましく進歩している再生医療のなかで、さい帯やさい帯血の幹細胞を利用する技術の最大の特徴は、通常は破棄してしまうけれども実はとてもポテンシャルの高い出生時の幹細胞を活用するという点です。
これまで有効性が示されている白血病、脳性まひ、自閉症のほかにも様々な疾患に対して臨床研究が進んでいますし、民間のバンクではご家族への利用も可能になりつつありますので、今後はますます応用範囲が広がることが期待されます。
一方、忘れてはならないのは必要になるまで幹細胞を長期間安全に保管するには信頼できる設備と技術が必要だということで、それにはそれなりのコストがかかります。
コスト・ベネフィットのとらえ方は人それぞれですが、お子様とご家族の将来を見据えてベネフィットが大きいとお考えの方には、信頼できる施設へのさい帯やさい帯血の保管は十分価値のある選択肢だと思います。
さい帯・さい帯血についてより詳しく知りたい方はこちらの記事もご覧ください。
保管するなら、ステムセル研究所の「HOPECELL(ホープセル)」
株式会社ステムセル研究所が提供する「さい帯・さい帯血ファミリーバンクHOPECELL(ホープセル)」は、日本国内で最も選ばれている保管サービスです。
ステムセル研究所は、25年以上の保管・運営実績がある日本初のさい帯血バンクで、国内最多となる累計80,000名以上のさい帯血を保管しています。

研究所

研究所
国内では脳性まひに対する、赤ちゃんご自身やごきょうだいのさい帯血投与の研究が行われています。海外の臨床研究では、投与により運動機能および脳神経回路の改善が報告されています。また自閉症スペクトラム障害(ASD)に対して、さい帯血の投与によりコミュニケーション能力や社会への順応性が向上する可能性が期待されており、大阪公立大学にてお子さまご自身のさい帯血を投与する臨床研究が開始されます。

研究所
無料パンフレットをお送りします!
さい帯・さい帯血保管についてより詳しく知っていただけるパンフレットをご自宅へお送りします。
赤ちゃんの将来に備える「さい帯・さい帯血保管」をぜひ妊娠中にご検討ください。

この記事の監修者
坂田陽子
経歴
葛飾赤十字産院、愛育病院、聖母病院でNICU(新生児集中治療室)や産婦人科に勤務し、延べ3000人以上の母児のケアを行う。
その後、都内の産婦人科病院や広尾にある愛育クリニックインターナショナルユニットで師長を経験。クリニックから委託され、大使館をはじめ、たくさんのご自宅に伺い授乳相談・育児相談を行う。
日本赤十字武蔵野短期大学(現 日本赤十字看護大学)
母子保健研修センター助産師学校 卒業
資格
助産師/看護師/国際認定ラクテーションコンサルタント/ピーターウォーカー認定ベビーマッサージ講師/オーソモレキュラー(分子整合栄養学)栄養カウンセラー