超低温臨床検体輸送・末梢血等の細胞保管サービス提供開始のお知らせ
2021年04月23日
この度、設立から20年間で培ってきたさい帯血の検体輸送ネットワークや約6万検体の凍結保管実績を利用し、超低温臨床検体輸送サービス及び末梢血等の細胞保管サービスの提供を開始致します。各医療機関では、これまで骨髄細胞や末梢血などの凍結検体を輸送する際は、医師の手で直接運ぶ必要があり、一時保管が必要な際は各医療機関で保管することを求められていました。
本サービスの提供により、医師の負担軽減、医療機関の管理コストダウン・省スペース化の実現に貢献し、デリケートな凍結検体の安全な輸送と保管を実現致します。
【超低温臨床検体輸送サービスの概要】
当社は、国土交通省から第一種貨物利用運送事業の許可を取得しており、全国の臨床検体を一定時間内に回収・処理できるネットワークとノウハウを有しておりますので厳密な温度管理やトレーサビリティが必要とされる検体も-196℃の超低温下で輸送することが可能です。また移動用液体窒素タンク「ドライシッパー」を利用し、検体の封入や取出をお客様に行っていただくことで安価にサービスをご提供いたします。
【細胞保管サービスの概要】
当社は、民間さい帯血バンクのパイオニアとして20年以上、累計約6万検体のさい帯血をお預かりしてきました。多発性骨髄腫(MM)やほかの造血器腫瘍において、ご本人の造血幹細胞を移植することが極めて有効な治療方法として確立されつつあることから、患者さまのご要望にお応えして、さい帯血の超低温保管技術や長期間の保管実績を生かし、移植の日まで検体を安全確実にお預かり致します。