日本初の「さい帯組織」保管サービス提供開始のお知らせ
2021年03月31日
この度、日本初となる「さい帯(へその緒)組織」保管サービスの提供を、2021年4月1日より開始致します。
同種(他家)さい帯組織由来の間葉系細胞は、免疫調整作用、抗炎症作用や組織修復作用を有し、過剰な免疫や再生医療の分野ですでに国内外で臨床研究が進められ、その安全性や有用性が確認されつつあり、近年目覚ましく進展している分野の一つです。
当社は、出産時のお子さま自身のさい帯(自家さい帯)由来細胞の利点を利用した疾患治療を目指し、さい帯由来間葉系細胞の凍結保管技術ならびに培養プロセス、臨床応用に向けたバンキングシステムについて、2018 年より東京大学医科学研究所附属病院 臍帯血・臍帯バンクの長村登紀子准教授と共同で研究してまいりました。
また、東京大学が保有する技術とノウハウの開示を受けてその検証を行い、自家さい帯バンキングシステムの構築と開発に取り組んでまいりました。そしてこの度、これらの技術とノウハウの使用に関するライセンス契約を東京大学と締結し、これに基づいたさい帯組織保管サービスを日本で初めて開始致します。