さい帯のメリットと可能性
近年「さい帯」に「間葉系細胞」が多く含まれていることがわかってきました。さい帯に含まれている間葉系細胞は幼若で環境の影響をほとんど受けていないため、より良質なソースとして期待されております。また間葉系細胞は現在は十分な治療法がない病気の治療に役立てることができると期待されており、近年再生医療の分野で盛んに臨床試験が行われております。実際に神経性の疾患、呼吸器疾患、細胞治療後の合併症など多岐にわたる治療での利用の可能性が注目されています。
さい帯とは、お母さんと赤ちゃんをつないでいる、へその緒のことです。さい帯保管事業では、民間さい帯血バンクのパイオニアとして事業を展開してきた経験と技術力、そして東京大学医科学研究所附属病院との共同研究を通して、国内初となるさい帯保管サービスを提供いたします。ステムセル研究所のさい帯保管事業では、ご契約いただいたお客様からの連絡を受け、日本全国の産科施設で採取された「さい帯」を回収し、48時間以内に自社の細胞処理センターに搬入した後、必要な処理を施し、超低温タンクにて保管いたします。
さい帯のメリットと可能性
近年「さい帯」に「間葉系細胞」が多く含まれていることがわかってきました。さい帯に含まれている間葉系細胞は幼若で環境の影響をほとんど受けていないため、より良質なソースとして期待されております。また間葉系細胞は現在は十分な治療法がない病気の治療に役立てることができると期待されており、近年再生医療の分野で盛んに臨床試験が行われております。実際に神経性の疾患、呼吸器疾患、細胞治療後の合併症など多岐にわたる治療での利用の可能性が注目されています。
さい帯血保管事業で培ったネットワークと実績
民間さい帯血バンクのパイオニアとして、これまで全国の産科施設様へのネットワークを構築してまいりました。ステムセル研究所の保管施設は、設立以来確かな保管実績・運営実績を積み上げております。また、当社は無借金経営で安定の経営基盤を築いており、お客様にご安心いただける保管サービスを提供させていただいております。
高品質かつ確かな技術で自家さい帯保管サービスを提供
2018年9月より東京大学医科学研究所附属病院臍帯血・臍帯バンクの長村登紀子准教授と自家さい帯の応用の可能性について共同研究を行ってきました。
そして、さい帯保管サービスを開始するにあたり、国立大学法人東京大学とこれらの技術とノウハウの使用に関するライセンス契約を締結しております。
高い清浄度が維持された横浜細胞処理センター(横浜CPC)
2021年3月に完成した横浜CPCでは、さい帯血およびさい帯の処理が可能です。
施設内は、各部屋の清浄度や温湿度、各機器の温度を常にモニタリングしており、異常があれば迅速に状況が把握でき、必要に応じ直ちに対処することができます。モニタリングデータは、改ざん等ができない情報収集システムを採用しており、より信頼性の高い情報に基づいて品質が管理されます。
品質と安全性
当施設は、「再生医療等の安全性の確保等に関する法律」に基づく構造設備基準への適合性について、独立行政法人医薬品医療機器総合機構(PMDA)の専門官の立ち入り調査を受けた上で、厚生労働省関東信越厚生局より、2021年3月12日付けで特定細胞加工物製造許可を取得しております。さらに「医薬品、医療機器等の品質、有効性及び安全性の確保等に関する法律」に基づく、再生医療等製品の製造管理及び品質管理の基準であるGCTPにも適合し得る設計となっております。また、指静脈認証装置、ドア開閉センサー、赤外線センサー、人感センサー、ガラス振動センサーを配備し、24時間警備しております。