陣痛が持続する時間とは?前駆陣痛との違いや体験談も紹介

記事監修者:助産師 坂田陽子 先生
助産師/看護師/国際認定ラクテーションコンサルタント/ピーターウォーカー認定ベビーマッサージ講師/オーソモレキュラー(分子整合栄養学)栄養カウンセラー

出産が近づくにつれ、陣痛はどれくらい続くのだろう、どのタイミングで病院へ行けばよいのだろうかと不安になっていませんか。
陣痛の持続時間は、子宮口の開き具合によって変わります。
また病院へ連絡するタイミングは、痛みに規則性が現れたときです。
この記事では主に、以下のような内容を解説していきます。
・ 陣痛が持続する時間と間隔の目安
・ 陣痛と前駆陣痛の違い
・ 病院へ連絡するタイミング
この記事を読むと、陣痛の持続時間や病院へ連絡するタイミングがわかるため、安心して出産を迎えられるようになりますよ。
【状況別】陣痛が持続する時間と間隔の目安
陣痛の持続時間は、子宮口の開き具合によって異なります。
子宮口の開き具合 | |||
0〜3cm | 3〜8cm | 8〜10cm | |
持続時間 | 約35秒/回 | 約1分/回 | 約1分/回 |
陣痛の間隔 | 約10分 | 約5分 | 約3分 |
子宮口が開き出産が近づくにつれ、陣痛の持続時間は長く、間隔は短くなります。
陣痛が強くなってくると、収縮している間は動けなくなるくらいの痛みになり、おなかだけでなく、腰が痛くなる人も。
どんなに痛みが強くなっても、陣痛には間隔があります。
痛みが落ち着いたタイミングでリラックスする意識をもつと、自身の身体を休められ、赤ちゃんに栄養や酸素を送れます。
自分が苦しいと赤ちゃんも苦しいのです。
産婦人科によっては、好きな音楽を流すことができたり、アロマで好きな香りを焚くことができたりとさまざまなリラックス方法を取り入れられる場合もあります。
私の場合は陣痛が落ち着いたタイミングで、眠っていました。
「陣痛=痛みとの長い闘い」というイメージをもつ人も多いと思います。
上手にリラックスしながら、陣痛は赤ちゃんを押し出すための手助けをしてくれている痛みなのだ、というイメージをもちましょう。
【見分けが難しい】陣痛と前駆陣痛の違い
陣痛は、本陣痛とも言われ、出産につながる陣痛で、規則的な痛みがありどんどん痛みが強くなります。
また前駆陣痛とは、出産に向けて子宮が収縮する準備運動とも言え、不規則的な痛みで、安静にしていると弱くなったりします。
陣痛が起きたときに病院へ連絡するタイミング
「陣痛かなと」思ったとき、規則的な痛みが、初産婦さんなら陣痛が10分間隔、経産婦さんなら陣痛が10分~15分間隔になったら病院へ連絡するタイミングです。
その際は、①痛みの間隔や規則性②痛みが続いた時間などをメモしておくか、アプリで管理しましょう。
電話の際に、スムーズに現在の状態を伝えることができます。
また、陣痛かどうか判断が迷ったとき、他の心配な事などがあったときなどは、迷わず電話で連絡をしましょう。
【体験談】3回の陣痛を振り返る
出産の過程はひとりひとり異なります。
さまざまなパターンの出産があると知っておくと、少しでも心の準備ができるでしょう。
私も3人出産しましたが、ひとりひとり異なる出産を経験しました。
1人目の出産
予定日から1週間過ぎた頃の話です。
予定日を過ぎて8日目の朝、生理痛の強い日のような痛みで目が覚めました。
すでに痛む間隔が10分くらいだったため、急いで病院に連絡し、母に連れて行ってもらうことに。
家を出たときは歩くのも平気でしたが、15分後病院に着いた際には痛みで歩けないほどの状態でした。
それでも子宮口1cm程と聞いて、泣きそうでした。
妊娠後期になって便秘が続いており、陣痛の合間に便意があったため、助産師さんに伝えるも「我慢して」と言われてしまいます。
どうしてもきつくて先生にも伝えると下剤を渡され、難を逃れました。
トイレを済ませたあと、陣痛の痛みは増し、一気に子宮口の開きが進みます。
最初は「夜中になるかも」と言われていましたが、無事にお昼過ぎには赤ちゃんに会えました。
便意があったとき、先生に相談して下剤を使ってもらえて良かったと心から思いました。
もちろん状況に応じた判断になると思いますが、気掛かりがあっては出産に集中して臨めません。
何でも気になることは先生や助産師さんに相談することが大切だと思います。
2人目の出産
予定日2日前に陣痛促進剤を使う予定で入院していました。
陣痛促進剤の点滴を開始して3時間後、テレビを観ながら過ごしていると、ボコっとおなかの赤ちゃんがひと蹴り。
その瞬間プチっと聞こえて破水しました。
破水後すぐに陣痛がきて、あまり痛みを感じる暇もなく、3時間で赤ちゃんが出てきてくれました。
いま思えば入院していたので、いつどうなっても大丈夫という安心感が大きかったように思います。
自宅で急に破水すると不安が大きくなります。
出産が近づいてきたら、早めに荷物の準備をしておくと、慌てず落ち着いて、お産に臨めるでしょう。
3人目の出産
出産の前夜から朝まで前駆陣痛に振り回され、ゆっくり休めないまま出産を迎えました。
3人目の出産が一番落ち着かなったことを覚えています。
いま振り返ると、前駆陣痛だと割り切って、ゆっくり寝ておけばよかったと反省しています。
出産は体力勝負であるため、食べられるときに食べて、休めるときに休むことは大事だと思いました。
病院に着いても、なかなか陣痛が進まず「このままじゃ、いままでで一番遅い出産時間になってしまう」と焦っていました。
痛みで体勢を変えるのはしんどいですが、体勢を変えてみると、じわじわと痛みが強くなり、そこからあっという間に子宮口が開き、全開大まで進んでいきました。
まとめ
陣痛と前駆陣痛の違いなど、特に初産婦さんにとっては、イメージがしにくく事かと思います。
このコラムで、陣痛の持続時間や病院へ連絡するタイミングなどをご紹介いたしましたが、是非参考にしていただき、ご不安なお気持ちが軽減できましたら幸いです。
陣痛は、「痛み」のことに心配が膨らんでしまうかと思いますが、いよいよかわいい赤ちゃんに会える瞬間が近づいているのです。
「陣痛は赤ちゃんを押し出すための手助けをしてくれている痛み」とポジティブな気持ちをお持ちいただき、どうぞよいご出産をお迎えください。
赤ちゃんの未来に備える「さい帯・さい帯血保管」を考えてみませんか?
赤ちゃんとお母さんをつなぐ、「へその緒(さい帯)」と、その中を流れる血液「さい帯血」には、体を作るためのもととなる貴重な「幹細胞」が多く含まれていて、赤ちゃんやご家族の将来に備えて長期的に凍結保管することができます。
幹細胞は新しい医療への活用が進められており、もしもの時に役立てられる可能性があります。
- 出産後わずか数分の間にしか採取できない貴重な赤ちゃんのものです。
- 採取の際、お母さんと赤ちゃんに痛みや危険はありません。
- どちらにも幹細胞がたくさん含まれています。
- 再生医療分野など、さまざまな活用が進んでいます。
- それぞれ異なる幹細胞が含まれているため、両方を保管しておくことで将来の利用の選択肢が広がります。
実際に保管・利用した方のお声
出産時にしか採取できない「さい帯血」を、脳性まひのお子さまに対して臨床研究で使用された方のお声をご紹介します。

高知大学の臨床研究で
さい帯血投与を受けたお子さま
さい帯血を保管して
本当に良かったと思っています
元気に産まれたと思っていましたが、生後半年頃から左手をほとんど使おうとしないことに気付き、1歳頃にやはり何かおかしいと思ってMRIを撮ってもらうことにしました。結果1歳5ヶ月で脳性まひとわかりました。
2歳の誕生日にステムセルからハガキが届き、出産時に保管したさい帯血がもしや役に立つのではと思い至りステムセルに問い合わせました。ちょうど臨床試験への参加者を募集していて、運よく2歳5ヶ月のときに参加することができました。
輸血前は左手と左足に麻痺があり、歩けてはいるものの、とても転びやすく、少し歩いては転びを繰り返していました。しかし輸血後、翌日には転ぶ回数が減り、おもちゃを両手で掴めるようになって驚きました。その後もリハビリも継続し、完治したわけではありませんがかなり麻痺が軽くなったように思います。
現在、地域の小学校の普通級に集団登校で通えています。
まさか我が子がさい帯血を使って治療をすることになるとは思っていませんでしたが、保険のつもりでさい帯血を保管しておいて本当に良かったと思います。
さい帯・さい帯血を利用した再生医療の研究が、今まさに国内外で進んでいます。
その他のお声は公式サイトからご覧いただけます。
医師からのメッセージ

総合母子保健センター
愛育病院 病院長
百枝幹雄 先生
応用範囲が広がる
「さい帯・さい帯血」による再生医療
近年、めざましく進歩している再生医療のなかで、さい帯やさい帯血の幹細胞を利用する技術の最大の特徴は、通常は破棄してしまうけれども実はとてもポテンシャルの高い出生時の幹細胞を活用するという点です。
これまで有効性が示されている白血病、脳性まひ、自閉症のほかにも様々な疾患に対して臨床研究が進んでいますし、民間のバンクではご家族への利用も可能になりつつありますので、今後はますます応用範囲が広がることが期待されます。
一方、忘れてはならないのは必要になるまで幹細胞を長期間安全に保管するには信頼できる設備と技術が必要だということで、それにはそれなりのコストがかかります。
コスト・ベネフィットのとらえ方は人それぞれですが、お子様とご家族の将来を見据えてベネフィットが大きいとお考えの方には、信頼できる施設へのさい帯やさい帯血の保管は十分価値のある選択肢だと思います。
さい帯・さい帯血についてより詳しく知りたい方はこちらの記事もご覧ください。
保管するなら、ステムセル研究所の「HOPECELL(ホープセル)」
株式会社ステムセル研究所が提供する「さい帯・さい帯血ファミリーバンクHOPECELL(ホープセル)」は、日本国内で最も選ばれている保管サービスです。
ステムセル研究所は、25年以上の保管・運営実績がある日本初のさい帯血バンクで、国内最多となる累計80,000名以上のさい帯血を保管しています。

研究所

研究所
国内では脳性まひに対する、赤ちゃんご自身やごきょうだいのさい帯血投与の研究が行われています。海外の臨床研究では、投与により運動機能および脳神経回路の改善が報告されています。また自閉症スペクトラム障害(ASD)に対して、さい帯血の投与によりコミュニケーション能力や社会への順応性が向上する可能性が期待されており、大阪公立大学にてお子さまご自身のさい帯血を投与する臨床研究が開始されます。

研究所
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さい帯・さい帯血保管についてより詳しく知っていただけるパンフレットをご自宅へお送りします。
赤ちゃんの将来に備える「さい帯・さい帯血保管」をぜひ妊娠中にご検討ください。

この記事の監修者
助産師 坂田陽子 先生
経歴
葛飾赤十字産院、愛育病院、聖母病院でNICU(新生児集中治療室)や産婦人科に勤務し、延べ3000人以上の母児のケアを行う。
その後、都内の産婦人科病院や広尾にある愛育クリニックインターナショナルユニットで師長を経験。クリニックから委託され、大使館をはじめ、たくさんのご自宅に伺い授乳相談・育児相談を行う。
日本赤十字武蔵野短期大学(現 日本赤十字看護大学)
母子保健研修センター助産師学校 卒業
資格
助産師/看護師/国際認定ラクテーションコンサルタント/ピーターウォーカー認定ベビーマッサージ講師/オーソモレキュラー(分子整合栄養学)栄養カウンセラー