乳児期の赤ちゃん ~体の成長・心の成長について~

助産師 坂田陽子 先生

記事監修者:助産師 坂田陽子 先生

助産師/看護師/国際認定ラクテーションコンサルタント/ピーターウォーカー認定ベビーマッサージ講師/オーソモレキュラー(分子整合栄養学)栄養カウンセラー

ついこの前まで、新生児だったのに・・

離乳食が始まったり、つかまり立ちや、伝い歩きをしたり・・・日々赤ちゃんはご成長していきますよね!

今回は、1才から3才までの幼児期の赤ちゃんの成長について、体の成長・心の成長という2つの視点からポイントとなる点をお伝えします。

なお、幼児期のお子さんは、個人差も大変大きいといわれていますので、ご不安な点がある場合は、健診や小児科医などにご質問されるのが一番安心かと思いますので、最初にお伝えさせて頂きます。

1才~1才1か月の赤ちゃん

 

体の成長

・体重は、生まれた時の約3倍、身長は約1.5倍になります。1才を過ぎると、体重や身長の増加がそれまでよりよりゆるやかになる赤ちゃんが多くなります。また、活発に動く時期で体つきもスリムな幼児型になっていきます。

 

・親指や人差し指を使って、ボーロなど小さいものをつまむことが上手になります。手先が器用になって、なんでも口に入れたがりますので、誤飲事故にも注意が必要です。

 

・一人で立てる子が増えます、さらにゆっくり「あんよ」を始める赤ちゃんもいます。つかまり立ちから、あんよまでの発達の幅は、個人差が大きいです。

 

心の成長

・ママ・パパの言葉がずいぶんわかるようになります。自分の欲しいものや興味のあるものを指さして「あっ」などと教えてくれることもあります。ママ・パパが指さす方を一緒に見てくれると赤ちゃんも気持ちを共有する楽しさを覚えます。

 

その他

・離乳食は、3回食になる事が多いですが、食べる量や食べ方などは個人差があります。

 

1才から1才3か月の赤ちゃん

 

体の成長

・体に筋肉がついてきて、体が引き締まり、顔つきもすっきりする赤ちゃんが多くなります。一人歩きをするお子さんが増えてきます。最初は、両手を広げてバランスを取って歩きますが、しだいに手をおろして歩けるようになります。あんよ開始時期は、個人差がとても大きいです。

・歯は、上下の前歯が生えそろう頃です。

・指先が、ますます器用になってきて、シールをはがしてはる・・というような細かな動きもできるようになったりします。

 

心の成長

・ママ・パパのお話や言葉を理解して、まねのバリエーションも豊かになります。「ワンワン」などの単語がでるお子さんもや、絵本をみて「ワンワン」は?ときくと、指をさすことも。コミュニケーションが豊かになってきます。

・何にでも興味を持つ頃です、ゴミ箱をひっくりかえしたり、小さなものでも拾ったりするので、誤飲にも注意が必要です。

 

その他

・そろそろ「卒乳」を考えられているママもいらっしゃる頃です。卒乳のタイミングや時期は、個人差が大きいですので、ご自分の生活パターンなどを考慮してあせらず進めると良いと言われています。

 

1才3か月~1才6か月の赤ちゃん

 

体の成長

・体重の増えがゆるやかで、運動量も増えるので、体つきはスマートになってきます。体重が増えないと心配することもありますが、発育曲線を確かめて、体重の増え方を確認しましょう。

・歯は、最初の奥歯が上下の順で生えてくることが多いです。

・一人で歩ける子が増えます、手をついて階段を上がったり、少し小走り出来たりする子もいます。

・手先がますます器用になり、積み木を2つ3つ積めるようになったりします。

 

心の成長

・自己主張が強くなり、なんでも自分でしたがるという、「自我」が芽生えてきます。自分のおもった通りにいかないと「イヤイヤ」と泣いたり、怒ったりする場合もあります。喜怒哀楽の感情が豊かになります。

・話す言葉の数が増えてきます。

 

 

1才6か月~2才

 

体の成長

・身長が伸びてくる時期なので、体型が赤ちゃんから幼児体型になります。運動能力がますます発達し、両足をそろえてジャンプする、後ろ向きに歩く、ボールを蹴って遊べるようになったりします。

・乳犬歯が生えてきて、16本ぐらいになる子が多いと言われています。

・おしっこが出る時の感覚がわかるようになる子もいます。

 

心の成長

・言葉の数が増えて、「マンマ、チョウダイ」などの二語文を話すお子さんもいます。ママ・パパと会話らしいやりとりができるようになったりもします。

・大人の真似をしたい気持ちが強く、「ごっこ遊び」が遊びの一つになる事もあります。

 

その他

・1才6か月健診では、身体測定・歯科検診・目や耳の異常等の診察を受けます。また言葉の発達や、手や指の発達をチェックしたりもします。普段の育児生活での疑問や心配な点についても尋ねることのできる良いチャンスですので、ご活用ください。

 

2才~3才

 

体の成長

・身長、特に足が伸びて4頭身から5頭身へとよりスマートな体つきになります。

・スキップ、ジャンプ、階段の上り下りなど複雑な動きもできるようになります。公園の遊具などでも遊ぶのが上手になります。

・乳歯が生えそろい、大人とほぼ同じものが食べられるようになります。

 

心の成長

・3才ころからは、3語文を滑らかに話せるようになります。「これなに?」「どうして?」など好奇心が現れた言葉も出てきます。

・自分でやりたい!という自立心が強くなり、「イヤイヤ」や「ヤダヤダ」という気持ちが強く表れることもあります。

 

その他

・2才ころから、おしっこの間隔が2時間以上あくようになり、「おしっこを出したい」

という感覚がわかり始める子も。トイレトレーニングも、タイミングや状況は個人差がとても大きいので、親子共々に負担がかかりすぎない方法で進めるのが良いですね。

 

 

おわりに

 

幼児期の赤ちゃんは、体型の変化にも驚きますが、言葉を使う、自我が芽生える・・心の変化にも目を見張るものがあります!

ママ・パパは、毎日お子さんと触れ合う日々の成長のなかで、喜び、嬉しさを感じる一方で、その時その時に生じる心配事や悩み事が出てくるかと思います。申し遅れましたが、筆者も2児の子育て中で、まさに笑いあり涙ありの日々を送っております。特に新生児の頃に体重があまり増えなかった時、大変不安になりました。その際に学んだことは、とにかく心配事を自分の心で貯めないで、夫や、母、かかりつけ医・・・いろいろな方に相談するのが良いということです。これは今に至っての子育ての方針!にもなっています。ご不安な事は、冒頭にも触れました健診をご活用するなどして一つでもお減らしになって、より子育てを楽しんで頂きたく思います。

 

お子さまの健やかなご成長をお祈り申し上げます。

 

 

参考文献 

「最新、育児大百科」ベネッセコーポレーション

 

「はじめての育児」 細谷亮太先生監修 ガッケン

 

 

赤ちゃんの未来に備える「さい帯・さい帯血保管」を考えてみませんか?

赤ちゃんとお母さんをつなぐ、「へその緒(さい帯)」と、その中を流れる血液「さい帯血」には、体を作るためのもととなる貴重な「幹細胞」が多く含まれていて、赤ちゃんやご家族の将来に備えて長期的に凍結保管することができます。

幹細胞は新しい医療への活用が進められており、もしもの時に役立てられる可能性があります。

さい帯・さい帯血保管のポイント!

  1. 出産後わずか数分の間にしか採取できない貴重な赤ちゃんのものです。
  2. 採取の際、お母さんと赤ちゃんに痛みや危険はありません。
  3. どちらにも幹細胞がたくさん含まれています。
  4. 再生医療分野など、さまざまな活用が進んでいます。
  5. それぞれ異なる幹細胞が含まれているため、両方を保管しておくことで将来の利用の選択肢が広がります。

実際に保管・利用した方のお声

出産時にしか採取できない「さい帯血」を、脳性まひのお子さまに対して臨床研究で使用された方のお声をご紹介します。

高知大学の臨床研究で
さい帯血投与を受けたお子さま

さい帯血を保管して
本当に良かったと思っています

元気に産まれたと思っていましたが、生後半年頃から左手をほとんど使おうとしないことに気付き、1歳頃にやはり何かおかしいと思ってMRIを撮ってもらうことにしました。結果1歳5ヶ月で脳性まひとわかりました。
2歳の誕生日にステムセルからハガキが届き、出産時に保管したさい帯血がもしや役に立つのではと思い至りステムセルに問い合わせました。ちょうど臨床試験への参加者を募集していて、運よく2歳5ヶ月のときに参加することができました。
輸血前は左手と左足に麻痺があり、歩けてはいるものの、とても転びやすく、少し歩いては転びを繰り返していました。しかし輸血後、翌日には転ぶ回数が減り、おもちゃを両手で掴めるようになって驚きました。その後もリハビリも継続し、完治したわけではありませんがかなり麻痺が軽くなったように思います。
現在、地域の小学校の普通級に集団登校で通えています。
まさか我が子がさい帯血を使って治療をすることになるとは思っていませんでしたが、保険のつもりでさい帯血を保管しておいて本当に良かったと思います。

さい帯・さい帯血を利用した再生医療の研究が、今まさに国内外で進んでいます。

その他のお声は公式サイトからご覧いただけます。

医師からのメッセージ


総合母子保健センター
愛育病院 病院長
百枝幹雄 先生

応用範囲が広がる
「さい帯・さい帯血」による再生医療

近年、めざましく進歩している再生医療のなかで、さい帯やさい帯血の幹細胞を利用する技術の最大の特徴は、通常は破棄してしまうけれども実はとてもポテンシャルの高い出生時の幹細胞を活用するという点です。
これまで有効性が示されている白血病、脳性まひ、自閉症のほかにも様々な疾患に対して臨床研究が進んでいますし、民間のバンクではご家族への利用も可能になりつつありますので、今後はますます応用範囲が広がることが期待されます。
一方、忘れてはならないのは必要になるまで幹細胞を長期間安全に保管するには信頼できる設備と技術が必要だということで、それにはそれなりのコストがかかります。
コスト・ベネフィットのとらえ方は人それぞれですが、お子様とご家族の将来を見据えてベネフィットが大きいとお考えの方には、信頼できる施設へのさい帯やさい帯血の保管は十分価値のある選択肢だと思います。

さい帯・さい帯血についてより詳しく知りたい方はこちらの記事もご覧ください。

保管するなら、ステムセル研究所の「HOPECELL(ホープセル)」

株式会社ステムセル研究所が提供する「さい帯・さい帯血ファミリーバンクHOPECELL(ホープセル)」は、日本国内で最も選ばれている保管サービスです。

ステムセル研究所は、25年以上の保管・運営実績がある日本初のさい帯血バンクで、国内最多となる累計80,000名以上のさい帯血を保管しています。

どうやって保管するの?
ステムセル
研究所
出産時に産科施設で採取されたさい帯・さい帯血は、ステムセル研究所の高レベルのクリーンな環境で専門スタッフが処理・検査を行います。国内最大級の細胞保管施設にて、約-190℃の液体窒素タンク内で長期間大切に保管されます。また、ステムセル研究所は厚生労働省(関東信越厚生局)より「特定細胞加工物製造許可」を取得しており、高品質と安全性を実現しています。
保管したさい帯血は何に使えるの?
ステムセル
研究所

国内では脳性まひに対する、赤ちゃんご自身やごきょうだいのさい帯血投与の研究が行われています。海外の臨床研究では、投与により運動機能および脳神経回路の改善が報告されています。また自閉症スペクトラム障害(ASD)に対して、さい帯血の投与によりコミュニケーション能力や社会への順応性が向上する可能性が期待されており、大阪公立大学にてお子さまご自身のさい帯血を投与する臨床研究が開始されます。

さい帯・さい帯血保管は高いと聞いたのですが…
ステムセル
研究所
さい帯またはさい帯血のどちらか一方を10年間保管する場合、月々2,980円(税込)で保管することができます。出産時にしか採取・保管することができない貴重な細胞なので、お子さまの将来に備えて保管される方が増えています。

無料パンフレットをお送りします!

さい帯・さい帯血保管についてより詳しく知っていただけるパンフレットをご自宅へお送りします。

赤ちゃんの将来に備える「さい帯・さい帯血保管」をぜひ妊娠中にご検討ください。

この記事の監修者

助産師 坂田陽子 先生

経歴

葛飾赤十字産院、愛育病院、聖母病院でNICU(新生児集中治療室)や産婦人科に勤務し、延べ3000人以上の母児のケアを行う。
その後、都内の産婦人科病院や広尾にある愛育クリニックインターナショナルユニットで師長を経験。クリニックから委託され、大使館をはじめ、たくさんのご自宅に伺い授乳相談・育児相談を行う。

日本赤十字武蔵野短期大学(現 日本赤十字看護大学)
母子保健研修センター助産師学校 卒業

資格

助産師/看護師/国際認定ラクテーションコンサルタント/ピーターウォーカー認定ベビーマッサージ講師/オーソモレキュラー(分子整合栄養学)栄養カウンセラー