妊娠後期の生活―ママのHappytime☆を & 10年先まで使える育児アイテム♪―

助産師 坂田陽子 先生

記事監修者:助産師 坂田陽子 先生

助産師/看護師/国際認定ラクテーションコンサルタント/ピーターウォーカー認定ベビーマッサージ講師/オーソモレキュラー(分子整合栄養学)栄養カウンセラー

―おなかも大きくなりましたね!「よいしょ」&スローでいきましょう―

妊娠後期になりますと、おなかも今までよりさらに大きくなり、さまざまな身動きが大変になりますよね。足元が見えにくくなりますし、靴下を履いたり、落としたものを拾い上げる動きも今までのようにスムーズにはできなかったり・・・

現在、10歳・5歳の子育て中の私ですが、この時期は、ヒールのある靴は片づけて、外出時はスニーカーで、特に段差のある階段の上り下りは、転ばないように気を付けていました。

「よいしょ、よいしょ」お恥ずかしながら、私はよくこの言葉を唱えて(笑)動作をしていました。

それからお腹の張り・疲れ・眠気で悩んでいらっしゃる方も多いのでは?そんな感覚に気が付いたら、赤ちゃんからの「ママ、少しゆっくりしてね」というメッセージです♪ 今までの生活のテンポを少し緩やかにして、スローにゆっくりと過ごしてみてください、きっと楽になると思います。

買い物、掃除、日常生活の動作が、よいしょ&スローになっていたのを、懐かしく思い出します。

自分の身体と大切な赤ちゃんの身体を守るために・・・

妊娠後期は、「よいしょ&スロー」で良いのだと思います♡

―自分のhappy time☆作ってみてくださいね―

少し話は飛んでしまいますが、出産後は、赤ちゃんとの新生活が始まり、自分の時間を確保するのが大変になります(本当に忙しいんです!)。妊娠後期の今がゆっくりできるチャンスかなと思います♡

本を読んだり、音楽を聴いたり、映画を観るなど、ご自分のお好きなことをされてみてはいかがですか(happy time ☆)

手作りが好きな方でしたら(個人的に憧れます!)、赤ちゃんが使うおもちゃ、お洋服づくりなどいかがでしょうか。

私のお友達は、妊娠後期に入り赤ちゃんへのプレゼントとしてブランケットを手作りされて、10年経った今でも、リビングで愛用されているとのことです。素敵ですよね♪

―妊娠後期、赤ちゃんの聴覚が発達!! 10年先の未来まで使える育児アイテムとは!?―

眠気などマイナートラブルも抱えて大変な時期ではありますが、赤ちゃんの身体が順調に大きくなっていると実感できることもあり、いよいよ赤ちゃんに会える日も近づいてきた!ということになります。

また、赤ちゃんは体重が増えるだけでなく、赤ちゃんの「聴覚」も発達してくるとお医者さんより教えていただき、どんどん話しかけようという楽しみも出てきます♪

「今日のお夕飯は何にしようかな~」という他愛もない独り言から、「あなたのお名前を決めているんだけどどれがいい?」みたいな人生の決断を迫る質問(笑)まで、種々様々に話しかけていたのを、懐かしく思い出します。一方的な会話(笑)を聞いてくれてありがとう、今更ながらに子どもたちに感謝です♪

さて、ここで私がこの時期から10年愛用している育児アイテムがありますので、ご紹介します。それは、「絵本」♪です。

もともと、絵本を読むのが大好きだったということもありますし、絵本を見ていると、癒されたり、笑ったり、感動したりと、ゆっくり素敵な時間が作れる気がしていたので、ぜひ私の育児のお供にしたいと考えていました。

実際、赤ちゃんとの生活では、寝る前など絵本を読むと、入眠がスムーズになるんです。

我が家では、「一冊読んだら、目を閉じようね」この魔法の言葉で、一日を締めくくります。

おなかの中の赤ちゃんにも、ぜひ絵本を読み聞かせてみませんか?

おすすめの3冊を書かせていただきます♪

一冊目は、「ちいさなうさこちゃん/文・絵:ディック・ブルーナ(福音館)」です。

ブルーナさんの本は、色がとても綺麗で、ヴィヴィッドですよね!絵も大きくてかわいらしいので一歳、二歳の頃まで我が家のこどもたちは、みな気に入っていました。

二冊目は、「かみさまからのおくりもの/作:ひぐちみちこ(こぐま社)」です。この本は、つわりが重くて辛かったときに、上司よりプレゼントしていただいた本です。赤ちゃんが生まれる時、ひとりひとりにプレゼントが用意されているという内容で、読んでいる私の方がエールをもらえるような、あたたかな気持ちになる絵本です。

三冊目は、「ねないこだれだ/作:せなけいこ(福音館)」です。

短い文がページをめくる毎にテンポよく読めます。赤ちゃんが三歳ころになって、なかなか寝ない時もよく読み聞かせました。

―まとめ―

いよいよ出産まであと少し、お身体が大変なことも沢山あると思いますが、ゆっくりとご自分の時間も楽しんでいただけたと思います。

先ほどの絵本の読み聞かせですが、時々赤ちゃんの頃に読んでいた本を手に取り、あぁ、この本懐かしいな(親子共々、笑)、思い出とともに振り返ったりします♪

10歳の長男は最近では、一人で読む方が多くなり、成長(少し寂しい!)も感じる今日この頃です。

 私の拙い体験談をご覧いただきありがとうございます。 どうぞ良い出産の時をお迎えください、スタッフ一同応援しております。

 

チャンスは出産時の一度きり。赤ちゃんの将来の安心に備えるさい帯血保管とは

赤ちゃんがおなかにいる間にしかできない準備、それが「さい帯血保管」です。さい帯血は、へその緒を流れる血液で、再生医療に役立つ幹細胞が豊富に含まれています。この血液は長期保管が可能なため、将来、治療法が確立していない病気に役立つ可能性を秘めています。採取は出産後の数分間のみで、痛みなく安全に行えます。さい帯血バンクには「公的バンク」と「民間バンク」があり、民間バンクでは赤ちゃんや家族の未来に備えるために保管できます。国内最大の民間さい帯血バンクであるステムセル研究所では、99%のシェアを誇ります。

ステムセル研究所が選ばれる理由

  • 1999年の設立以来25年以上の保管・運営実績あり
  • 民間バンクのパイオニアで累計保管者数は8万名以上
  • 全国各地の産科施設とのネットワークがある
  • 高水準の災害対策がされた国内最大級の細胞保管施設を保有
  • 厚生労働省(関東信越厚生局)より特定細胞加工物製造許可を取得
  • 2021年6月東京証券取引所に株式を上場

医師からのメッセージ


総合母子保健センター
愛育病院 病院長
百枝幹雄 先生

応用範囲が広がる
「さい帯・さい帯血」による再生医療

近年、めざましく進歩している再生医療のなかで、さい帯やさい帯血の幹細胞を利用する技術の最大の特徴は、通常は破棄してしまうけれども実はとてもポテンシャルの高い出生時の幹細胞を活用するという点です。
これまで有効性が示されている白血病、脳性まひ、自閉症のほかにも様々な疾患に対して臨床研究が進んでいますし、民間のバンクではご家族への利用も可能になりつつありますので、今後はますます応用範囲が広がることが期待されます。
一方、忘れてはならないのは必要になるまで幹細胞を長期間安全に保管するには信頼できる設備と技術が必要だということで、それにはそれなりのコストがかかります。
コスト・ベネフィットのとらえ方は人それぞれですが、お子様とご家族の将来を見据えてベネフィットが大きいとお考えの方には、信頼できる施設へのさい帯やさい帯血の保管は十分価値のある選択肢だと思います。

さい帯・さい帯血についてより詳しく知りたい方はこちらの記事もご覧ください。

まずは“知ること”からはじめませんか?

「興味はあるけど、まだ迷っている…」という方も大丈夫。
さい帯・さい帯血保管についてより詳しく知っていただける無料のパンフレットをご自宅へお送りします。
まずはパンフレットで、さい帯血保管についてじっくりご検討ください。

この記事の監修者

助産師 坂田陽子 先生

経歴

葛飾赤十字産院、愛育病院、聖母病院でNICU(新生児集中治療室)や産婦人科に勤務し、延べ3000人以上の母児のケアを行う。
その後、都内の産婦人科病院や広尾にある愛育クリニックインターナショナルユニットで師長を経験。クリニックから委託され、大使館をはじめ、たくさんのご自宅に伺い授乳相談・育児相談を行う。

日本赤十字武蔵野短期大学(現 日本赤十字看護大学)
母子保健研修センター助産師学校 卒業

資格

助産師/看護師/国際認定ラクテーションコンサルタント/ピーターウォーカー認定ベビーマッサージ講師/オーソモレキュラー(分子整合栄養学)栄養カウンセラー