乳児期のお子さんの体調管理 ~お食事・心の健康編~

坂田陽子

記事監修者:坂田陽子

助産師/看護師/国際認定ラクテーションコンサルタント/ピーターウォーカー認定ベビーマッサージ講師/オーソモレキュラー(分子整合栄養学)栄養カウンセラー

毎日をいかに元気に過ごすか、老若男女にとって永遠の課題ですね!今回は、特に乳児期のお子さん(1才~3才位)が元気に日々を過ごせるための「体調管理」について考えていきたいと思います。

はじめに

 

ママ・パパは、普段ご自分の体調を維持されるためにどんなことを実践されていますか?バランスのよいお食事を心掛けたり、ウォーキングなどの運動をされたり、良い睡眠、また心の状態を良くするように気を付けていらっしゃる方・・・意識的にも無意識的にも、いろいろな方法で「体調管理」されているかと思います。

乳児期の赤ちゃんにとっても、健やかな成長のために、様々な方法を取り入れて「体調管里」ができたら、赤ちゃんにとっても、ママ・パパにとってもより健康的な生活を送れる事は間違いありません。今回は、「お食事、心の健康」という2つの視点から考えていきます

 

乳児の体調管理~お食事は?~

 

①年齢・月齢に合った適切な食事の内容、栄養を考えます。

②自分で食べたいという心の発達に沿った食べ方、奥歯やあごといった身体的発達にも考慮することが必要になります。

 

①について

適切な食事の内容・栄養は、年齢・月齢に沿った必要なカロリー量を3回のお食事と

おやつで摂取していくのが理想的です。例えば、乳児1才から2才の一日の推定エネルギーは、必要量は、男児は950キロカロリー、女児900キロカロリーと(厚生労働省ホームページ参照)いわれています。ご自分のお子さんの年齢に合ったカロリーや栄養を上記ホームページなどでご確認ください。とはいえ、一日単位で、栄養バランスを細かに計算するのはとても大変なことです。一週間単位など、時間軸に幅をもって考え、足りない栄養などを考慮して、次の日のメニューにいかすと良いかもしれません。

例えば「お食事日記」をつけるのも一つの案です。その日のメニュー、食品の種類、量などを書き込み、忙しくても時間のある時にゆっくり見返すことができます♪困ったときには、栄養士さんにその日記をチェックしてもらいアドバイスをいただくこともできます。また、一度に沢山食べる事がまだまだ難しいですので、おやつでカロリーを補えると良いですね。小さなおにぎり、おいも、パン、果物、牛乳など第三の食事のような感覚があるとイメージしやすいですね。

 

②について

乳児期の赤ちゃんは、自分で食べたい、やりたい、欲求も高まってくる頃です。手づかみ食べも始まるので、手づかみ可能なメニューにして、更に床にシートをひいたり、予め対策をしたりしながらお食事を進めると、お片付けもササッと終わらせることができます。

 

さて、乳児1才6か月以降の幼児食になると、味覚も発達する頃ですので、いろいろな食材を取り入れてみましょう。例えその時食べる事が難しくても、大人がおいしそうに食べる様子をみて、いつか「食べてみようかな」という気持ちが芽生えるかもしれません。

 

乳児の体調管理~心の健康編~

 

・体が栄養で満たされていて、なんだか落ち着かない、笑顔がない・・となると不安になってしまいますよね。体も、そして心も和やかに・穏やかな状態でしたら、理想的な体調と言えると思います。乳児の赤ちゃんにとっても、ニコニコとご機嫌で、穏やかに過ごす時間は、幸せですよね♪では、どのようにすれば、赤ちゃんの心の安定を保ち、ひいては体調管理に資することにつながるのでしょうか。

 

・このような実験がありました。

 

『生後間もないラットを数週間にわたり毎日3時間母ラットから離すだけで、子ラットたちの多くに不安や不快を示す行動が見られ、しまいには体調を崩すラットも出てきました。さらに調べると脳の中で情報伝達をつかさどるニューロンが(神経細胞)の数が減り、遺伝子の数にも差が生じました(参考文献※1・P118より)』

 

この実験からは、いっしょに過ごす時間だけではなく、愛情の深さや、かかわり方、環境のすべてが大切ということを学ぶことができます。

しかし、「かかわり方・環境」といっても、初めての子育てでいきなりむずかしい!・・・とお感じになってしまうかもしれません。そこで、一つご紹介したいのは、「絵本の読み聞かせ」です。絵本の読み聞かせの効果について、東京都生涯学習情報の絵本の読み聞かせに関するページより一部抜粋しますと・・・

 

『うれしい、楽しい、こわい、悲しいを感じる「心の脳」が働くだけでなく、ママ・パパの脳も活動しますし、ママ・パパのニコニコつられて子供が笑ったり、ビックリすると、起動哀楽をつかさどる「大脳辺縁系」が働きます。読み聞かせは、こどもの心の脳に直接働きかけることがわかっています』

 

 

ママ・パパとのかかわり方は、もちろん「絵本」だけに限りません。親子の会話、スキンシップ・・・いろいろな事が心の安定や和やかさにつながってくるかと思います。この時期の「愛情の深さや環境」というものが大変重要であることを認識すると、より心の健康を大切にしたい気がいたします。そして、その心掛けが積み重なった先が、「心の体調管理」につながってくるかもしれません。

 

さいごに

 

乳児期の体調管理は、お食事、心の健康の他にも、運動や、睡眠等も必要になってくるかと思います。ママ・パパは、沢山の事をしないと赤ちゃんの体調を管理できない?!と悩ましい気持ちになってしまったかもしれませんが・・・あまり神経質になってしまうと、せっかくの子育てを楽しむことができなくなってしまいます。

例えば、お食事面では、毎日の栄養を細かく考えるのはとても苦労がいりますので、一週間単位・・などあまり負担にならない方法を見つけつつ、進めるのはいかがでしょうか?

また、心の健康についても、一つのご提案として「絵本の読み聞かせ」をさせていただきましたが、もしも敷居が高いとお感じになりましたら・・・大丈夫です♪大人にとっても絵本は、何とも気分がほっこりするものですよ。私も、子育てで絵本から沢山の楽しさをもらった経験があります(現在も!)どうか楽しんでください。

 

お子さんの健やかなご成長をお祈り申し上げます。

 

 

 

 

参考文献 「最新、育児大百科」ベネッセコーポレーション

「はじめての育児」 細谷亮太先生監修 ガッケン(※1)

 

参考ホームページ

「厚生労働省ホームページ」

https://www.mhlw.go.jp/file/05-Shingikai-10901000-Kenkoukyoku-Soumuka/0000042642.pdf

※掲載したほうがよさそう(伊藤)

 

「東京都生涯学習情報」ホームページ

https://www.syougai.metro.tokyo.lg.jp/sesaku/advice/list/oshiete010.html

 

 

赤ちゃんの未来に備える「さい帯・さい帯血保管」を考えてみませんか?

赤ちゃんとお母さんをつなぐ、「へその緒(さい帯)」と、その中を流れる血液「さい帯血」には、体を作るためのもととなる貴重な「幹細胞」が多く含まれていて、赤ちゃんやご家族の将来に備えて長期的に凍結保管することができます。

幹細胞は新しい医療への活用が進められており、もしもの時に役立てられる可能性があります。

さい帯・さい帯血保管のポイント!

  1. 出産後わずか数分の間にしか採取できない貴重な赤ちゃんのものです。
  2. 採取の際、お母さんと赤ちゃんに痛みや危険はありません。
  3. どちらにも幹細胞がたくさん含まれています。
  4. 再生医療分野など、さまざまな活用が進んでいます。
  5. それぞれ異なる幹細胞が含まれているため、両方を保管しておくことで将来の利用の選択肢が広がります。

実際に保管・利用した方のお声

出産時にしか採取できない「さい帯血」を、脳性まひのお子さまに対して臨床研究で使用された方のお声をご紹介します。

高知大学の臨床研究で
さい帯血投与を受けたお子さま

さい帯血を保管して
本当に良かったと思っています

元気に産まれたと思っていましたが、生後半年頃から左手をほとんど使おうとしないことに気付き、1歳頃にやはり何かおかしいと思ってMRIを撮ってもらうことにしました。結果1歳5ヶ月で脳性まひとわかりました。
2歳の誕生日にステムセルからハガキが届き、出産時に保管したさい帯血がもしや役に立つのではと思い至りステムセルに問い合わせました。ちょうど臨床試験への参加者を募集していて、運よく2歳5ヶ月のときに参加することができました。
輸血前は左手と左足に麻痺があり、歩けてはいるものの、とても転びやすく、少し歩いては転びを繰り返していました。しかし輸血後、翌日には転ぶ回数が減り、おもちゃを両手で掴めるようになって驚きました。その後もリハビリも継続し、完治したわけではありませんがかなり麻痺が軽くなったように思います。
現在、地域の小学校の普通級に集団登校で通えています。
まさか我が子がさい帯血を使って治療をすることになるとは思っていませんでしたが、保険のつもりでさい帯血を保管しておいて本当に良かったと思います。

さい帯・さい帯血を利用した再生医療の研究が、今まさに国内外で進んでいます。

その他のお声は公式サイトからご覧いただけます。

医師からのメッセージ


総合母子保健センター
愛育病院 病院長
百枝幹雄 先生

応用範囲が広がる
「さい帯・さい帯血」による再生医療

近年、めざましく進歩している再生医療のなかで、さい帯やさい帯血の幹細胞を利用する技術の最大の特徴は、通常は破棄してしまうけれども実はとてもポテンシャルの高い出生時の幹細胞を活用するという点です。
これまで有効性が示されている白血病、脳性まひ、自閉症のほかにも様々な疾患に対して臨床研究が進んでいますし、民間のバンクではご家族への利用も可能になりつつありますので、今後はますます応用範囲が広がることが期待されます。
一方、忘れてはならないのは必要になるまで幹細胞を長期間安全に保管するには信頼できる設備と技術が必要だということで、それにはそれなりのコストがかかります。
コスト・ベネフィットのとらえ方は人それぞれですが、お子様とご家族の将来を見据えてベネフィットが大きいとお考えの方には、信頼できる施設へのさい帯やさい帯血の保管は十分価値のある選択肢だと思います。

さい帯・さい帯血についてより詳しく知りたい方はこちらの記事もご覧ください。

保管するなら、ステムセル研究所の「HOPECELL(ホープセル)」

株式会社ステムセル研究所が提供する「さい帯・さい帯血ファミリーバンクHOPECELL(ホープセル)」は、日本国内で最も選ばれている保管サービスです。

ステムセル研究所は、25年以上の保管・運営実績がある日本初のさい帯血バンクで、国内最多となる累計80,000名以上のさい帯血を保管しています。

どうやって保管するの?
ステムセル
研究所
出産時に産科施設で採取されたさい帯・さい帯血は、ステムセル研究所の高レベルのクリーンな環境で専門スタッフが処理・検査を行います。国内最大級の細胞保管施設にて、約-190℃の液体窒素タンク内で長期間大切に保管されます。また、ステムセル研究所は厚生労働省(関東信越厚生局)より「特定細胞加工物製造許可」を取得しており、高品質と安全性を実現しています。
保管したさい帯血は何に使えるの?
ステムセル
研究所

国内では脳性まひに対する、赤ちゃんご自身やごきょうだいのさい帯血投与の研究が行われています。海外の臨床研究では、投与により運動機能および脳神経回路の改善が報告されています。また自閉症スペクトラム障害(ASD)に対して、さい帯血の投与によりコミュニケーション能力や社会への順応性が向上する可能性が期待されており、大阪公立大学にてお子さまご自身のさい帯血を投与する臨床研究が開始されます。

さい帯・さい帯血保管は高いと聞いたのですが…
ステムセル
研究所
さい帯またはさい帯血のどちらか一方を10年間保管する場合、月々2,980円(税込)で保管することができます。出産時にしか採取・保管することができない貴重な細胞なので、お子さまの将来に備えて保管される方が増えています。

無料パンフレットをお送りします!

さい帯・さい帯血保管についてより詳しく知っていただけるパンフレットをご自宅へお送りします。

赤ちゃんの将来に備える「さい帯・さい帯血保管」をぜひ妊娠中にご検討ください。

この記事の監修者

坂田陽子

経歴

葛飾赤十字産院、愛育病院、聖母病院でNICU(新生児集中治療室)や産婦人科に勤務し、延べ3000人以上の母児のケアを行う。
その後、都内の産婦人科病院や広尾にある愛育クリニックインターナショナルユニットで師長を経験。クリニックから委託され、大使館をはじめ、たくさんのご自宅に伺い授乳相談・育児相談を行う。

日本赤十字武蔵野短期大学(現 日本赤十字看護大学)
母子保健研修センター助産師学校 卒業

資格

助産師/看護師/国際認定ラクテーションコンサルタント/ピーターウォーカー認定ベビーマッサージ講師/オーソモレキュラー(分子整合栄養学)栄養カウンセラー