2024年5月31日
出産準備

マタニティークラスに参加する目的とは?参加方法や行くべき理由も紹介

坂田陽子

記事監修者:坂田陽子

助産師/看護師/国際認定ラクテーションコンサルタント/ピーターウォーカー認定ベビーマッサージ講師/オーソモレキュラー(分子整合栄養学)栄養カウンセラー

「マタニティークラスに参加する目的はなんなのだろうか」と疑問に思っていませんか。

 

マタニティークラスを開催する一番の目的は、妊婦さんの不安を解消することです。

 

マタニティークラスでは、産前産後の暮らしに役立つ内容を学べるため、参加するべきだといえるでしょう。

 

この記事では、おもに以下の内容を解説していきます。

・マタニティークラスに参加する目的
・学べる内容
・参加方法

この記事を読むと、マタニティークラスの重要性がわかり、参加するか判断できるようになりますよ。

 

マタニティークラスの目的は妊婦さんの不安を解消すること

マタニティークラスは妊振中の不安を解消することが目的です。

母親学級、マタニティークラス、両親学級などといろいろな呼び方がありますが、特に違いはありません。

強いて言えば、両親学級はもちろんのこと母親学級でもご夫婦で参加することができるものもありますが、母親学級やマタニティークラスでは妊婦さんのみ参加という場合もあります。

 

マタニティークラスで学べる内容一覧

ではマタニティークラスでは何について学ぶことができるのでしょうか。

・妊娠中の食事について

やはり不安が多いのが妊娠中の体についてです。

特に食べたものや飲んだものが赤ちゃんの体をつくると言われるため、食事についての知識は重要です。

妊娠中に摂ってはいけないもの、摂った方が良いものは、栄養士さんや助産師さんなど知識のある人から聞くのが一番です。

 

・沐浴の体験

赤ちゃんが生まれてからのお世話は、プレパパ・プレママの方にとって未知の体験です。

特に新生児の間に行う沐浴には事前準備と手の使い方にコツがありますので、助産師さんに教えてもらうと良いでしょう。

 

・産後の生活など

産後の生活は妊娠中に思っているより大変なことも多く、お母さんの体の負担をなるべく減らすことが必要です。

赤ちゃんのお世話やお母さんの体のことなど、リアルな話を聞きましょう。

 

マタニティークラスへの参加方法

まずは通っている産婦人科のマタニティークラスを探してみましょう。

初期にはつわりや栄養について、後期には出産の流れや入院生活についてなど、妊娠の週数に合わせて適切なクラスが開かれている場合が多いです。

病院によっては分娩室を見学できることもあったり入院についての説明がセットになっていたりすることもあるので、入院生活のイメージをしやすいでしょう。

また、お住いの市区町村が開催しているマタニティークラスもあります。

近所で予定日が近い妊婦さんが参加するため、出産後も交流ができるような関わりを築くこともできるでしょう。

それ以外では妊娠、出産、育児に関わる企業が開催しているものもあります。

どのタイプのマタニティークラスでも、ここ数年でオンライン受講ができるものも増えました。

これについては以下のコラムを参考にしてください。

内部リンク:母親学級をオンラインで受講するメリットとは?デメリットや注意点も解説

 

マタニティークラスには行くべき!夫も一緒に

妊娠中は何度も健診があり医師と話せる機会もありますが、それだけでは初めての妊娠出産についての不安がすべて解消できるわけではありません。

妊娠による体の変化や栄養のこと、出産の流れやその後始まる赤ちゃんのお世話など、自分で調べるだけでは足りない部分をマタニティークラスで正しく知ることができます。

また、クラスの中では気軽に質問することも周りの妊婦さんと気持ちを共有することもできるためリラックスした雰囲気で妊娠出産について学べます。

特にこれからお父さんになる夫がその場にいることには意味があります。

よほど熱心でなければ夫自ら出産の流れや妻の出産前後の体の変化、赤ちゃんのお世話の仕方を調べることはないかもしれません。

助産師さんの話や周りの妊婦さんの客観的な意見などを聞くことでお父さんになる自覚も芽生える可能性が高いでしょう。

特に助産師さんからは、赤ちゃんのお世話は授乳以外全てお父さんでもできること、出産前後の妻を支えることについて熱く語られることも多いのでぜひご夫婦で参加してみましょう。

 

まとめ

マタニティークラスは妊娠中の自分の体のことや出産の流れ、赤ちゃんのお世話など、今までしたことがなく不安に思う人が多いことについて丁寧に教えてくれるものです。

出産までに不安に思うことはぜひマタニティークラスで解消しましょう。

母子手帳には母親学級の参加を記録できるページがあります。

病院、市区町村、企業など内容の異なるマタニティークラスがたくさんあります。

オンラインで受講できるものやご夫婦で参加しやすいよう土日に開催されるクラスもありますので、スタンプラリーのような感覚で楽しんで参加できると良いですね。

 

この記事の監修者

坂田陽子

経歴

葛飾赤十字産院、愛育病院、聖母病院でNICU(新生児集中治療室)や産婦人科に勤務し、延べ3000人以上の母児のケアを行う。
その後、都内の産婦人科病院や広尾にある愛育クリニックインターナショナルユニットで師長を経験。クリニックから委託され、大使館をはじめ、たくさんのご自宅に伺い授乳相談・育児相談を行う。

日本赤十字武蔵野短期大学(現 日本赤十字看護大学)
母子保健研修センター助産師学校 卒業

資格

助産師/看護師/国際認定ラクテーションコンサルタント/ピーターウォーカー認定ベビーマッサージ講師/オーソモレキュラー(分子整合栄養学)栄養カウンセラー

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