なかなか寝てくれない!赤ちゃんの夜泣きと睡眠

坂田陽子

記事監修者:坂田陽子

助産師/看護師/国際認定ラクテーションコンサルタント/ピーターウォーカー認定ベビーマッサージ講師/オーソモレキュラー(分子整合栄養学)栄養カウンセラー

赤ちゃんはとても可愛いのですが、なかなか寝てくれない時、ついイライラしてしまうことはありませんか?

自分も眠いのに、全然寝てくれない。何をしても全然泣き止まない。仕方ないと分かっていても辛いですよね。

そんな子育ての悩み、赤ちゃんの夜泣きの原因や対策、睡眠について、お話ししていきます。

 

<なぜ寝てくれないの?赤ちゃんの睡眠について>

もともと人間の生体時計は25時間の周期ということをご存知でしょうか?

私たちは、朝の光や食事などの影響を受けて24時間のリズムに毎日リセットしているのだそうです。

新生児の睡眠覚醒リズムは、昼夜関係なく3〜4時間ごとに睡眠と覚醒を繰り返しています。昼でも夜でも睡眠時間に差はほとんどありません。その後、成長に伴い、生体時計が作動するようになって、少しずつ朝起きて夜に寝るというリズムが作られていくのです。

これと同時に、夜の睡眠時間も長くなっていき、昼間の活動が増えていくということです。

そして生後4ヶ月では、昼間の睡眠時間は夜間の睡眠時間の半分になります。

夜泣きが多いとされている生後6ヶ月から1歳半までは、昼は起きて夜は眠るという生活リズムになってきた頃であり、いわば夜泣きは睡眠の成長過程である証なのです。

また、3歳くらいまで夜泣きが続く子もいれば、全く夜泣きをしない子がいるなど、個人差が大きいのも夜泣きの特徴です。

 

<夜泣きの原因?睡眠リズムについて>

睡眠リズムと夜泣きとの関係は多く指摘されている部分であり、夜泣き対策の最重要課題であるとも言えます。

先にご説明した生後6ヶ月頃の睡眠リズムは、昼間に太陽の光を感じながら活動的に過ごして、夜は暗い状態で静かに過ごしていれば、自然とできてくるものと考えられます。

しかし、赤ちゃんが夜中に起きてしまえば、お母さんは抱っこしてリビングに移動。赤ちゃんに付き合って明るい部屋でT Vを見て過ごす、というようなこともあるかもしれませんよね。そして朝はゆっくりと暗い部屋で眠れるだけ眠って・・・という生活。

これでは、当然このリズムが作られるのは先のことになるでしょう。

まずパパママが、赤ちゃんにもたらす睡眠リズムの影響について知っておく必要があります。

<夜泣き解消法その1。睡眠リズムの調整>

夜泣きの解消法にはいくつかありますが、一番おすすめしたいのは、「睡眠リズムの調整」です。

その方法の一番簡単なものは、「朝決まった時間にしっかり朝日を浴びる」というものです。

最初のうちはリズムが整わず辛いでしょうから、無理は禁物。

まずはカーテンを開けて、部屋が太陽光で明るくなるようにしておけばいいのです。

目を閉じていても、部屋が明るいということは感じることができます。

それだけでも違うのです。

そして、夜はなるべく暗い部屋でゆったり過ごす。夜泣きしたからといって明るい部屋で起きてしまうことは、睡眠リズムの観点から言えばお勧めではありません。

そして慣れてきたら、朝起きる時間を決めていく等、徐々に慣らしていきます。

月齢によって、昼と夜に寝る時間のサイクルが変化していきます。

そのタイミングに合わせて眠れていれば夜泣きは減っていくはずです。

<夜泣き解消法その2。昼間はしっかり遊ばせる>

夜にぐっすり眠ってもらうための王道の方法として、「昼間はしっかり遊ばせる」という方法があります。

日中に体を動かしたり刺激を受けたりすることが、夜の睡眠の質に繋がっていくのです。

ねんねちゃんでもしっかり遊んであげるなど、日中の活動量をしっかりとることが重要です。

とはいえ、昼間はお昼寝もする月齢。なかなか起きないならそれはそれで寝かしておきたい気もしますが、やはり全体の睡眠リズムを考えれば日中の活動も大事です。また、日中に刺激がありすぎると興奮して眠れなくなるケースや、それこそ夜泣きを誘発するようなことも考えられます。適度な量については様子を見ながら判断していく必要があります。見極めが難しいところですね。

<夜泣き解消法その3。そのままにして様子を見る>

赤ちゃんの生活リズムから考えれば、夜中に目を覚ますことやおなかが減ること、排泄があることは当たり前のことです。ミルクもあげてあり、おむつも綺麗な状態なのに泣き出した場合、「ただ単に目が覚めただけ」「寝言泣き」という可能性があります。

そのようなタイミングでパパママが過剰に抱っこしたり揺らしたりすれば、本当は眠いのに起こされて不機嫌な状態になることも考えられます。

そのままにしていたらまた寝てしまうこともありますから、「あまり体を動かさず、様子を見る」というのも1つの方法です。

<夜泣き解消法その4。寝かしつけの体勢を変える>

実は夜泣きが起こる原因の1つとして、赤ちゃんが眠りに落ちた状態と目が覚めた状態に差があることが指摘されています。

例えば、おっぱいを飲ませたまま寝てしまい、起きたらおっぱいは飲んでいない状態であれば、赤ちゃんはその状態を不安に感じて泣き出すということです。

そのため、眠りに落ちる時と目が覚めた時が同じ状態にする必要があります。例えば、寝かしつけの時に抱っこせず、おっぱいもあげず、横にさせて寝かせた場合、夜中に目が覚めても大きな変化はないため、夜泣きにまではならない可能性があります。

しかし、これは正直、私の実体験からするとなかなか難しいものがあります。私自身は寝かしつけにも相当苦労しましたし、おっぱい頼みでした。できそうなら試してみていただきたいことではありますが、夜泣きだけが育児の悩みではありませんから無理のない範囲で試していただけたらと思います。

<注意していただきたいこと>

4つの方法についてご説明してきましたが、なかなか赤ちゃんが泣き止まない時は、病気等で体調が悪いことも多くあります。ただ泣き止ませようと頑張る前に、熱はないか体に変化はないか、観察も忘れないでいただきたいと思います。

そして、赤ちゃんのお世話をしているママが元気なことが、最も重要です。辛い時は決して1人で抱え込まず、パパや周囲に手伝ってもらいましょう。赤ちゃんのためにも、ママは寝られる時に睡眠を確実に確保してください。

 

<おわりに>

実は夜泣きの原因はまだ解明されていません。

また状況や程度もひとりひとり違うため、その子のタイプに合わせてパパママで試行錯誤していくしかないと言うのが現状です。

いろいろな方法を試しながら悩みながら、気づいたら終わっているというのが、夜泣きです。

例え長い時間泣き続けたとしても必ずいつかは眠りに落ちます。

そして、必ず夜泣きの時期は終わります。

育児はいろいろと悩みがつきませんが、今だけの特別な時間に私たち自身が親になるための試練なのかもしれません。

深刻になりすぎず、「うちの子はこういう子なのだ」と理解してあげて、温かく向き合っていただけたらと思います。

赤ちゃんの未来に備える「さい帯・さい帯血保管」を考えてみませんか?

赤ちゃんとお母さんをつなぐ、「へその緒(さい帯)」と、その中を流れる血液「さい帯血」には、体を作るためのもととなる貴重な「幹細胞」が多く含まれていて、赤ちゃんやご家族の将来に備えて長期的に凍結保管することができます。

幹細胞は新しい医療への活用が進められており、もしもの時に役立てられる可能性があります。

さい帯・さい帯血保管のポイント!

  1. 出産後わずか数分の間にしか採取できない貴重な赤ちゃんのものです。
  2. 採取の際、お母さんと赤ちゃんに痛みや危険はありません。
  3. どちらにも幹細胞がたくさん含まれています。
  4. 再生医療分野など、さまざまな活用が進んでいます。
  5. それぞれ異なる幹細胞が含まれているため、両方を保管しておくことで将来の利用の選択肢が広がります。

実際に保管・利用した方のお声

出産時にしか採取できない「さい帯血」を、脳性まひのお子さまに対して臨床研究で使用された方のお声をご紹介します。

高知大学の臨床研究で
さい帯血投与を受けたお子さま

さい帯血を保管して
本当に良かったと思っています

元気に産まれたと思っていましたが、生後半年頃から左手をほとんど使おうとしないことに気付き、1歳頃にやはり何かおかしいと思ってMRIを撮ってもらうことにしました。結果1歳5ヶ月で脳性まひとわかりました。
2歳の誕生日にステムセルからハガキが届き、出産時に保管したさい帯血がもしや役に立つのではと思い至りステムセルに問い合わせました。ちょうど臨床試験への参加者を募集していて、運よく2歳5ヶ月のときに参加することができました。
輸血前は左手と左足に麻痺があり、歩けてはいるものの、とても転びやすく、少し歩いては転びを繰り返していました。しかし輸血後、翌日には転ぶ回数が減り、おもちゃを両手で掴めるようになって驚きました。その後もリハビリも継続し、完治したわけではありませんがかなり麻痺が軽くなったように思います。
現在、地域の小学校の普通級に集団登校で通えています。
まさか我が子がさい帯血を使って治療をすることになるとは思っていませんでしたが、保険のつもりでさい帯血を保管しておいて本当に良かったと思います。

さい帯・さい帯血を利用した再生医療の研究が、今まさに国内外で進んでいます。

その他のお声は公式サイトからご覧いただけます。

医師からのメッセージ


総合母子保健センター
愛育病院 病院長
百枝幹雄 先生

応用範囲が広がる
「さい帯・さい帯血」による再生医療

近年、めざましく進歩している再生医療のなかで、さい帯やさい帯血の幹細胞を利用する技術の最大の特徴は、通常は破棄してしまうけれども実はとてもポテンシャルの高い出生時の幹細胞を活用するという点です。
これまで有効性が示されている白血病、脳性まひ、自閉症のほかにも様々な疾患に対して臨床研究が進んでいますし、民間のバンクではご家族への利用も可能になりつつありますので、今後はますます応用範囲が広がることが期待されます。
一方、忘れてはならないのは必要になるまで幹細胞を長期間安全に保管するには信頼できる設備と技術が必要だということで、それにはそれなりのコストがかかります。
コスト・ベネフィットのとらえ方は人それぞれですが、お子様とご家族の将来を見据えてベネフィットが大きいとお考えの方には、信頼できる施設へのさい帯やさい帯血の保管は十分価値のある選択肢だと思います。

さい帯・さい帯血についてより詳しく知りたい方はこちらの記事もご覧ください。

保管するなら、ステムセル研究所の「HOPECELL(ホープセル)」

株式会社ステムセル研究所が提供する「さい帯・さい帯血ファミリーバンクHOPECELL(ホープセル)」は、日本国内で最も選ばれている保管サービスです。

ステムセル研究所は、25年以上の保管・運営実績がある日本初のさい帯血バンクで、国内最多となる累計80,000名以上のさい帯血を保管しています。

どうやって保管するの?
ステムセル
研究所
出産時に産科施設で採取されたさい帯・さい帯血は、ステムセル研究所の高レベルのクリーンな環境で専門スタッフが処理・検査を行います。国内最大級の細胞保管施設にて、約-190℃の液体窒素タンク内で長期間大切に保管されます。また、ステムセル研究所は厚生労働省(関東信越厚生局)より「特定細胞加工物製造許可」を取得しており、高品質と安全性を実現しています。
保管したさい帯血は何に使えるの?
ステムセル
研究所

国内では脳性まひに対する、赤ちゃんご自身やごきょうだいのさい帯血投与の研究が行われています。海外の臨床研究では、投与により運動機能および脳神経回路の改善が報告されています。また自閉症スペクトラム障害(ASD)に対して、さい帯血の投与によりコミュニケーション能力や社会への順応性が向上する可能性が期待されており、大阪公立大学にてお子さまご自身のさい帯血を投与する臨床研究が開始されます。

さい帯・さい帯血保管は高いと聞いたのですが…
ステムセル
研究所
さい帯またはさい帯血のどちらか一方を10年間保管する場合、月々2,980円(税込)で保管することができます。出産時にしか採取・保管することができない貴重な細胞なので、お子さまの将来に備えて保管される方が増えています。

無料パンフレットをお送りします!

さい帯・さい帯血保管についてより詳しく知っていただけるパンフレットをご自宅へお送りします。

赤ちゃんの将来に備える「さい帯・さい帯血保管」をぜひ妊娠中にご検討ください。

この記事の監修者

坂田陽子

経歴

葛飾赤十字産院、愛育病院、聖母病院でNICU(新生児集中治療室)や産婦人科に勤務し、延べ3000人以上の母児のケアを行う。
その後、都内の産婦人科病院や広尾にある愛育クリニックインターナショナルユニットで師長を経験。クリニックから委託され、大使館をはじめ、たくさんのご自宅に伺い授乳相談・育児相談を行う。

日本赤十字武蔵野短期大学(現 日本赤十字看護大学)
母子保健研修センター助産師学校 卒業

資格

助産師/看護師/国際認定ラクテーションコンサルタント/ピーターウォーカー認定ベビーマッサージ講師/オーソモレキュラー(分子整合栄養学)栄養カウンセラー