妊婦さんはどんな服装をしたらよい?重宝する服やおすすめの購入場所も紹介

記事監修者:坂田陽子
助産師/看護師/国際認定ラクテーションコンサルタント/ピーターウォーカー認定ベビーマッサージ講師/オーソモレキュラー(分子整合栄養学)栄養カウンセラー

妊婦になったらどのような服を着たらよいのだろうかと悩んでいませんか。
妊婦さんはおなかが大きくなるため、ゆったりとした服装がおすすめです。
具体的な服装や、その服装がよい理由を解説していきます。
ほかにも本記事では、以下のような内容を解説していきます。
・妊婦用の服装を始める時期
・ おすすめする妊婦服の購入場所
・ 妊婦服にまつわる体験談
この記事を読むと、どんな服装をしたらよいかがわかり、安心して妊娠生活を送れるようになりますよ。
妊婦さん用の服が必要な理由
妊婦さん専用の服は、体型や体調の変化を考えて作られています。
妊婦さんを綺麗に見せてくれるデザインと着心地のよさが両方備わっているのでおすすめです。
・妊婦さん専用の服は体が冷えにくい設計となっていたり、体を締め付けない作りになっていたりするので安心です。
・妊娠中はどんどんお腹周りや胸回りが大きくなっていき、血液の量も増えます。
体が締め付けられたり、体が冷えたりすると血流が悪くなり妊婦さんが不調になるだけでなく、血液を送っている赤ちゃんにも影響があるため避けなければなりません。
妊婦さん用の服はいつから揃えるのがおすすめ?
マタニティウェアを購入するタイミングは、いまの服が苦しいと感じたときです。
だいたい4〜5カ月くらいで、いまの服がきついと感じるようになるでしょう(※1)。
おなかの大きさは個人差がありますので、事前に準備するのは少し難しく感じるかも知れません。
しかしマタニティウェアは、小さめのおなかから大きめのおなかまでフィットします。
おなか部分には伸びるゴムやストレッチ素材など、柔らかく圧迫感のないものを使用しているため、着心地がよいのです。
出典元
(※1)妊娠の経過|福知山市オフィシャルホームページ
【体験談】妊婦の服を買うタイミングで失敗!
妊婦用の服を買うタイミング、悩みますよね。
たとえば妊娠5カ月の妊婦さんが夏用で服を買ってしまうと、秋冬用でまた買う必要が出てきます。
私の場合は、4~5カ月の妊婦時代にパンツ選びで失敗しました。
すごく欲しいパンツがあったのですが「そろそろおなかが大きくなる頃だし、これを買っても今年はちょっとしか着られないな・・・」と思って、妊婦用ではない「紐で調節すればしばらく履けそうなパンツ」を購入したのです。
すると、
確かにおなかが大きくなっても履ける。
しかし横から見ると、
ものすごく太って見えたのです。
「太ったのでなく妊婦なんです」とみんなに言い訳して歩きたくなりました。
太って見えてしまう最大の理由が、メリハリにあります。
たとえばパンツの場合、妊婦さんの一番大きい部分(おなか)と一番細い部分(足首)をなだらかにつなげると、足の付け根から太ももにかけては、実際のサイズより大きくなってしまいます。
そのせいで下半身全体が太って見えてしまうのです。
その点マタニティウェアなら、絞るところはしっかり絞って、妊婦さんの体型を活かして綺麗に見せてくれるデザインになっています。
妊婦さんにおすすめする服装はワンピース
「なるべく妊婦用の服は買いたくない」と思っている人におすすめするのはワンピースです。
ワンピースといえば、購入する時に体型を拾ってしまわないか、気にして選ぶ人も多いのではないでしょうか。
じつは「うっかりすると体型を拾ってしまうところ」がよい点なのです。
ワンピースのデザインによって妊娠していることを隠すことも、少し気づいてほしいとさりげなく主張することもできるからです。
まだ周りに妊娠を気づかれたくない場合は、フレアになっているデザインを選びましょう。
電車などで多少気づいて欲しい人はタイトなシルエットを選ぶとよいでしょう。
おなか以外の部分の大きさはそのままですから、全体的に太って見えてしまうこともありません。
さらに、ワンピースであれば、上から羽織ったり、下にレギンスやタイツを履いたりと温度調節しやすいといったメリットも。
長いシーズン着たい場合は、
薄すぎず厚すぎないカットソー素材のようなものを選ぶとよいでしょう。
しかしワンピースでもいずれ限界がくるので注意が必要です。
臨月あたりのおなかは、想像を超える大きさです。
かなり広がる服でも前身頃が上り、丈が短くなってしまいます。
そして胸の下がくびれているものでないと、メリハリ不足で大きな妊婦さんに見えてしまうため注意しましょう。
おしゃれな妊婦服が買える!おすすめブランドや通販サイト5選
マタニティウェアはさまざまなブランドから発売されています。
実店舗にゆっくり見に行き、実際に手に取って選ぶのもよいですし、体調などを考慮してお手軽に通販で注文するのもおすすめです。
ここでは、おすすめの妊婦服のブランドをいくつか紹介します。
おすすめ1:ユニクロ
定番デザインが多く、産後も活用できるのがメリットです。ストレッチ素材のパンツは大きいお腹もカバーできる上に動きやすいです。ユニクロではストレッチ素材を使った服の種類も多くおすすめです。
パンツで約4000円程度になります。
おすすめ2:西松屋
デザイン性の高いマタニティウェアが人気で、品ぞろえ豊富です。
また同じフロアにベビー用品も並んでいるため一緒に購入できるのがポイントです。
トップスやワンピースで約2000円程度になります。
おすすめ3:ZOZOTOWN
たくさんのブランドからお気に入りの1着を見つけることができます。似たような服について他のブランドと比較できることはメリットです。価格やカテゴリーで絞込み検索ができるのも便利です。
パンツやワンピースなどは約3000円のものが多いですが、各ブランドによります。
おすすめ4:ニッセン
マタニティウェアの品ぞろえも豊富で口コミをみて購入できます。ニッセンは取り扱いが多く、ベビー用品のほか、日用品も揃えられるのも特徴です。
ワンピースや授乳パジャマなどが約3000円のものが多いです。
おすすめ5:ベルメゾン
高機能で着心地の良いウェアが低価格で購入できるため、コスパが良いと評判です。
こちらもベビー服や日用品、家具などが購入できるため一気に出産に必要なものを準備できます。
パンツやワンピースは約2000~4000円と幅広く取り扱われています。
また楽に着用できる下着やお出かけ用のきちんとしたワンピースなど種類も豊富です。
【体験談】マタニティウェアが産後にも活躍
じつは妊娠期間しか着ないと思われているマタニティウェアですが、産後にも活躍します。
私は妊娠中に太りすぎたわけではありませんが、出産して退院するとき、「あれ?もう1人入っているのかな?」と思ったくらい、おなか出ていました。
もちろん妊娠前の普通の服は入らず、しばらくマタニティウェアで過ごしたのです。
下着も同様ですから、妊娠中におなかや胸を圧迫しないもので、産後に授乳しやすいものを選んでおくとよいですよ。
マタニティウェアのなかには、産後のことを考えた授乳しやすい服もあります。
正面から見ると分からないけれど左右に切れ込みがあり授乳しやすいトップス、ボタンのように見えて実はスナップボタンになっていてすぐに開きやすいシャツなどがあります。
まとめ
妊娠中に大きく変化していく体に合わせて着るものを用意するのは妊婦さんとお腹の赤ちゃんを守るためにも必要です。
なるべくゆったりとしたもので体を冷やすことのないマタニティウェアが良いでしょう。
中には出産後にも使えるものもあるのでいろいろなブランドを調べることをおすすめします。
現在はマタニティウェアも種類が多くデザインも様々ですので、ぜひマタニティーライフを楽しむためにも気に入った服を選んで赤ちゃんとの生活に備えましょう。
赤ちゃんの未来に備える「さい帯・さい帯血保管」を考えてみませんか?
赤ちゃんとお母さんをつなぐ、「へその緒(さい帯)」と、その中を流れる血液「さい帯血」には、体を作るためのもととなる貴重な「幹細胞」が多く含まれていて、赤ちゃんやご家族の将来に備えて長期的に凍結保管することができます。
幹細胞は新しい医療への活用が進められており、もしもの時に役立てられる可能性があります。
- 出産後わずか数分の間にしか採取できない貴重な赤ちゃんのものです。
- 採取の際、お母さんと赤ちゃんに痛みや危険はありません。
- どちらにも幹細胞がたくさん含まれています。
- 再生医療分野など、さまざまな活用が進んでいます。
- それぞれ異なる幹細胞が含まれているため、両方を保管しておくことで将来の利用の選択肢が広がります。
実際に保管・利用した方のお声
出産時にしか採取できない「さい帯血」を、脳性まひのお子さまに対して臨床研究で使用された方のお声をご紹介します。

高知大学の臨床研究で
さい帯血投与を受けたお子さま
さい帯血を保管して
本当に良かったと思っています
元気に産まれたと思っていましたが、生後半年頃から左手をほとんど使おうとしないことに気付き、1歳頃にやはり何かおかしいと思ってMRIを撮ってもらうことにしました。結果1歳5ヶ月で脳性まひとわかりました。
2歳の誕生日にステムセルからハガキが届き、出産時に保管したさい帯血がもしや役に立つのではと思い至りステムセルに問い合わせました。ちょうど臨床試験への参加者を募集していて、運よく2歳5ヶ月のときに参加することができました。
輸血前は左手と左足に麻痺があり、歩けてはいるものの、とても転びやすく、少し歩いては転びを繰り返していました。しかし輸血後、翌日には転ぶ回数が減り、おもちゃを両手で掴めるようになって驚きました。その後もリハビリも継続し、完治したわけではありませんがかなり麻痺が軽くなったように思います。
現在、地域の小学校の普通級に集団登校で通えています。
まさか我が子がさい帯血を使って治療をすることになるとは思っていませんでしたが、保険のつもりでさい帯血を保管しておいて本当に良かったと思います。
さい帯・さい帯血を利用した再生医療の研究が、今まさに国内外で進んでいます。
その他のお声は公式サイトからご覧いただけます。
医師からのメッセージ

総合母子保健センター
愛育病院 病院長
百枝幹雄 先生
応用範囲が広がる
「さい帯・さい帯血」による再生医療
近年、めざましく進歩している再生医療のなかで、さい帯やさい帯血の幹細胞を利用する技術の最大の特徴は、通常は破棄してしまうけれども実はとてもポテンシャルの高い出生時の幹細胞を活用するという点です。
これまで有効性が示されている白血病、脳性まひ、自閉症のほかにも様々な疾患に対して臨床研究が進んでいますし、民間のバンクではご家族への利用も可能になりつつありますので、今後はますます応用範囲が広がることが期待されます。
一方、忘れてはならないのは必要になるまで幹細胞を長期間安全に保管するには信頼できる設備と技術が必要だということで、それにはそれなりのコストがかかります。
コスト・ベネフィットのとらえ方は人それぞれですが、お子様とご家族の将来を見据えてベネフィットが大きいとお考えの方には、信頼できる施設へのさい帯やさい帯血の保管は十分価値のある選択肢だと思います。
さい帯・さい帯血についてより詳しく知りたい方はこちらの記事もご覧ください。
保管するなら、ステムセル研究所の「HOPECELL(ホープセル)」
株式会社ステムセル研究所が提供する「さい帯・さい帯血ファミリーバンクHOPECELL(ホープセル)」は、日本国内で最も選ばれている保管サービスです。
ステムセル研究所は、25年以上の保管・運営実績がある日本初のさい帯血バンクで、国内最多となる累計80,000名以上のさい帯血を保管しています。

研究所

研究所
国内では脳性まひに対する、赤ちゃんご自身やごきょうだいのさい帯血投与の研究が行われています。海外の臨床研究では、投与により運動機能および脳神経回路の改善が報告されています。また自閉症スペクトラム障害(ASD)に対して、さい帯血の投与によりコミュニケーション能力や社会への順応性が向上する可能性が期待されており、大阪公立大学にてお子さまご自身のさい帯血を投与する臨床研究が開始されます。

研究所
無料パンフレットをお送りします!
さい帯・さい帯血保管についてより詳しく知っていただけるパンフレットをご自宅へお送りします。
赤ちゃんの将来に備える「さい帯・さい帯血保管」をぜひ妊娠中にご検討ください。

この記事の監修者
坂田陽子
経歴
葛飾赤十字産院、愛育病院、聖母病院でNICU(新生児集中治療室)や産婦人科に勤務し、延べ3000人以上の母児のケアを行う。
その後、都内の産婦人科病院や広尾にある愛育クリニックインターナショナルユニットで師長を経験。クリニックから委託され、大使館をはじめ、たくさんのご自宅に伺い授乳相談・育児相談を行う。
日本赤十字武蔵野短期大学(現 日本赤十字看護大学)
母子保健研修センター助産師学校 卒業
資格
助産師/看護師/国際認定ラクテーションコンサルタント/ピーターウォーカー認定ベビーマッサージ講師/オーソモレキュラー(分子整合栄養学)栄養カウンセラー