出産での入院生活や、産後一カ月位は、一日中マタニティパジャマを着て過ごす時間が多くなります。入院中お見舞いに来てくださったお友達に会う際もパジャマであることが多いかもしれませんし、お写真を撮る際なども、パジャマのお姿で写ることもあるかと思います。出番の多い事が予想される、「マタニティパジャマ」の失敗しない選び方・季節別のおすすめ、他にもできる出産準備などお伝えします。
1, おすすめのマタニティパジャマ 6つの特徴とは?
(1) ウエストサイズの調整ができる
妊娠4か月ぐらいになるとおなかがふくらみはじめます。妊娠週数の経過とともに、にお腹が大きくなるのにあわせて、ズボンのウエストサイズ調整ができるものが良いかと思います。サイズ調整ができれば、産後でお腹が元通りになっても使える利点もあります。ストレッチ性のあるマタニティレギンスなどが、着心地も良くおすすめです。
(2)前開きタイプ
トップスがボタンなどの前開きタイプは、妊婦検診のときに便利です。また、出産のための入院では、頻繁に診察がありますので、出産準備として病院から「前開きのパジャマ」を指定されることも多いです。
(3) 長めトップスやゆったりワンピース
トップス1枚でも着られる、ひざ丈前後の長めがおすすめです。というのも、臨月近くなると前屈みになるのが大変になり、ズボンが履きづらくなる為、上から被るだけのスタイルは体に負担がかかりにくいです。また、出産入院グッズの収納に手間取りませんし、洗濯物を軽減出来る利点もあります。
(4)授乳口がある
何といっても、産後赤ちゃんへの授乳の際に便利です。産後一か月ほどは、授乳は昼夜問わずに行い、特に回数も多い期間です。授乳口がないと、上着全体をめくりあげながらの授乳が、思わぬ手間や負担に感じたり、かわいい赤ちゃんのお顔が隠れて見えなくなってしまうことがあります。また、授乳口があれば、夜間の添い寝などで、おっぱいを欲しがる赤ちゃんにも、さっとスムーズに授乳体制を整えることができます。
(5)大きめのポケットが複数ある
産後すぐは、しばらく悪露や傷の手当のため、大きめナプキン・傷消ガーゼが必須となります。産後入院中などには、ポケットが大変役立ち、便利かと思います。
(6)袖口がまくりやすい
柔らかいゴムがはいっているなど、袖口がまくりやすいものがおすすめです。妊娠中の急な入院や、出産中・産後入院中など、血圧の測定や、点滴の処置が行われる場合もありますので、その際などに便利です。また、産後も赤ちゃんのお世話のとき、袖口をまくれると便利です。
2, 出産準備で揃えたいマタニティパジャマの枚数は?
洗い替えの事を考え、3枚ぐらいあると安心かと思います。産後は、赤ちゃんのお世話で何かと忙しくなり、お洗濯できる回数なども場合によっては減ってしまうかもしれません。また、授乳・おむつ替えなど、赤ちゃんのお世話で汚れやすい事も考えますと、3枚ぐらいが安心かと思われます。
3,【季節別】出産準備のマタニティパジャマを選ぶポイントは?
(1) 春・秋
トップスに長袖、ボトムスに長ズボンで、おすすめ素材としては、綿、ダブルガーゼとなります。産前産後の肌は乾燥しがちでデリケートですので、素材は、天然の素材が安心です。産後赤ちゃんの肌にもパジャマが触れることも考えると、肌当たりの優しいものがよいかもしれません。
(2) 夏
トップスに、半袖~薄手の長袖、ボトムスには長ズボンなどがおすすめです。通気性のよいロングワンピースもおすすめです。ただし、夏でも足やおなか回りを冷やす事は避けたいので、なるべく長ズボンやロング丈になるように注意しましょう。おすすめ素材は、綿、ダブルガーゼ(肌に優しく、吸水性に優れた素材)です。
(3)冬
トップスに長袖、ボトムスに長ズボンがおすすめです。特に寒さ対策が必要になりますので、おすすめ素材としては、綿で、裏起毛などあたたかい素材を選ぶとよいでしょう。
4,出産準備を楽しんでください💗自分がお気に入りのものを、勝負パジャマ!?
マタニティパジャマの事についてお伝えしましたが、少しでも快適に過ごすことにつながったり、赤ちゃんとの時間を心地よく過ごす事にお役に立てたら何よりです。冒頭でもお伝えしましたが、出産での入院や、産後1カ月位は、一日中マタニティパジャマを着て過ごす時間が多いです。入院中お見舞いに来てくださったお友達に会う際もパジャマであることが多く、お写真にも写ったりと、パジャマの出番が多いことかと思います。選ぶ際は、このような点を踏まえて、自分の好みのものを楽しみながら選べると、素敵な思い出にもなるのではないでしょうか。また、筆者の友人には、「このパジャマを着て産む!」と勝負パジャマを選び、出産の士気を高めた!?場合もあります。どうぞ、パジャマを選ぶことを楽しんでくださいね。
5,赤ちゃんにプレゼントができる出産準備がある?!
ステムセル研究所のさい帯・さい帯血保管
出産準備には、本日ご紹介したパジャマのほかにも沢山のことがありお忙しくされているかもしれません。出産準備の一つとして、赤ちゃんの未来へのプレゼントとしてご検討いただきたいのが、「ステムセル研究所のさい帯・さい帯血保管です」。さい帯血は、おなかの中の赤ちゃんと、お母さんを結ぶへその緒に流れる血液の事で、幹細胞が豊富に含まれております。現在は治療法のない病気に対し、再生医療への応用の期待が高まっております。まさに、「さい帯・さい帯血」は、赤ちゃんの貴重な財産といえます。はじめての贈り物に、また将来の病気に備えた保険として保管をご検討してはいかがでしょうか?
この記事の監修者
坂田陽子
経歴
葛飾赤十字産院、愛育病院、聖母病院でNICU(新生児集中治療室)や産婦人科に勤務し、延べ3000人以上の母児のケアを行う。
その後、都内の産婦人科病院や広尾にある愛育クリニックインターナショナルユニットで師長を経験。クリニックから委託され、大使館をはじめ、たくさんのご自宅に伺い授乳相談・育児相談を行う。
日本赤十字武蔵野短期大学(現 日本赤十字看護大学)
母子保健研修センター助産師学校 卒業
資格
助産師/看護師/国際認定ラクテーションコンサルタント/ピーターウォーカー認定ベビーマッサージ講師/オーソモレキュラー(分子整合栄養学)栄養カウンセラー