妊娠中の運動ってどんな種類があるの?

記事監修者:坂田陽子
助産師/看護師/国際認定ラクテーションコンサルタント/ピーターウォーカー認定ベビーマッサージ講師/オーソモレキュラー(分子整合栄養学)栄養カウンセラー

妊娠する前から運動することが好きで、妊娠・出産をすることによって体型が崩れるのは絶対嫌だ!と思っていたので、妊娠が発覚してから、すぐに妊婦さんでも通える運動のクラスを探しました。
私の住んでいる地域で見つけることができたのが、マタニティヨガ、マタニティスイミング、マタニティビクスの3種類でした。東京や大阪など、大都市であれば、より多くの種類の妊婦さん用の運動クラスを見つけられると思います。
妊婦さん専用クラスといっても、私が見つけたクラスでは、安定期に入りお医者さんに許可を貰うことが参加の条件でした。
つわりで苦しんだ妊娠初期をやっとの思いで乗り越え、安定期に入ってから最初の妊婦検診で通っていた産婦人科の先生に許可を取り、実際にクラスに申し込みをしました。
私が見つけたどのクラスも魅力的に感じましたが、独身時代から妊娠発覚時まで、ずっと続けていたヨガに通うことに決めました。当時、週に数回働いていたので、仕事の時間との兼ね合いが取れたのも、マタニティヨガを始めることの決め手となりました。
マタニティヨガの効果とは?
妊娠中の運動として、多くの妊婦さんが取り入れているヨガですが、妊婦さんにとって、たくさんの良い効果があるといわれています。
まず、第一にリラックス効果が高いことが人気の理由です。マタニティヨガでなくても通常のヨガを経験したことがある人なら感じたことがあると思いますが、ヨガで体を動かした後のリラックス感は他の運動では得られません。日々の生活の中で自分自身と向き合う時間はなかなか取りづらいものですが、ヨガを行うことによって、その貴重な時間を取ることができ、気持ちに余裕が生まれました。妊娠中は出産や産後のことを必要以上に考えてしまい、不安な気持ちになってしまうことも多かったのですが、マタニティヨガを取り入れることによって、気持ちに余裕を持つことができました。
妊娠中に苦労される方が多い体重管理に関しても、マタニティヨガは効果的でした。激しい有酸素運動に慣れている方はヨガでは物足りない!と思われるかもしれませんが、ヨガでもポーズをキープしたり、普段の生活では使わない筋肉を使ったりするので、汗もかきますし筋力アップも狙えます。マタニティヨガでは走り回ったり、飛び跳ねたりすることもないので、妊娠中の運動に最適でした。私の場合は毎週3回ヨガに通っていたこともあり、妊婦検診で体重について注意を受けることはほぼなく妊娠生活を終えることができました!
産婦人科さんでヨガのクラスがあることも多く、安心して通うことができるので、今までヨガに触れたことがない妊婦さんでも、妊娠中の運動としてマタニティヨガを取り入れる方が多いと思います。私が通っていた産婦人科さんでも、月に2回程度、妊婦さん用のクラスが開催されており、私が住んでいる地域の他の産婦人科さんでも、同じくらいの頻度で妊婦さん用のヨガのクラスが開催されていました。ヨガの呼吸は、お産の時にも役に立つといわれているので、多くの産婦人科さんでクラスが行われているようです。私自身もお産の時に呼吸がしっかりできたのは、ヨガを取り入れたおかげだと思っています。また、赤ちゃんが下りてくるのを促すようなポーズも多く、クラスの中でもそのようなポーズが多く取り入れられていました。
産婦人科さんでのクラスは初回無料やお試し価格で開催されていることが多く、始めやすいので、妊娠中も運動したい方は、産婦人科選びの段階から妊婦さん用の運動クラスの開講状況も見てみると良いと思います。
マタニティヨガ経験者として
妊娠中は気持ちの上がり下がりも普段より激しく、必要以上に先のことが不安になってしまうことが多くありました。それでも、週3回ヨガのクラスで運動することで、その時間は不安な気持ちから離れることができました。
最近では、妊婦さん用のかわいいヨガウェアもたくさんあって、お気に入りのウェアでクラスに参加することも妊娠中の楽しみの一つでした。
通っていた教室で出産予定日が近いマタニティの友達もでき、お互いに陣痛がきた報告や出産の報告をし合ったり、妊娠生活において、とても頼もしい存在となりました。
産後にも赤ちゃんの写真を送り合ったり、首が座ってからはベビーヨガに一緒に参加したり、クラスメイトからママ友になって関係が続いています。
このご時世ですので、人が集まる場所に行くことが怖いと思う方もいると思います。そんな方にぴったりなのがオンラインクラスです。決まった時間に開催するクラスや好きな時間に受講できるクラスなど、様々なクラスがあり、自分に合ったクラスを選んで参加することができるので、悩んでいる方は試してみてはどうでしょうか?
私も通常のクラスに参加するのに加えて、時間がある時には英語で行われているマタニティヨガのクラスを視聴して、自分の英語のブラッシュアップにも役立ちました!
妊娠中は食べ物や飲み物にも制限があったり、いつもできることができなかったり、たくさん制約がありますが、妊娠中の運動としてマタニティヨガを取り入れることによって、安らぐ時間や人との出会いに恵まれ、楽しい妊娠生活となりました。もし、また妊娠してもマタニティヨガに通いたいと思います。
赤ちゃんの未来に備える「さい帯・さい帯血保管」を考えてみませんか?
赤ちゃんとお母さんをつなぐ、「へその緒(さい帯)」と、その中を流れる血液「さい帯血」には、体を作るためのもととなる貴重な「幹細胞」が多く含まれていて、赤ちゃんやご家族の将来に備えて長期的に凍結保管することができます。
幹細胞は新しい医療への活用が進められており、もしもの時に役立てられる可能性があります。
- 出産後わずか数分の間にしか採取できない貴重な赤ちゃんのものです。
- 採取の際、お母さんと赤ちゃんに痛みや危険はありません。
- どちらにも幹細胞がたくさん含まれています。
- 再生医療分野など、さまざまな活用が進んでいます。
- それぞれ異なる幹細胞が含まれているため、両方を保管しておくことで将来の利用の選択肢が広がります。
実際に保管・利用した方のお声
出産時にしか採取できない「さい帯血」を、脳性まひのお子さまに対して臨床研究で使用された方のお声をご紹介します。

高知大学の臨床研究で
さい帯血投与を受けたお子さま
さい帯血を保管して
本当に良かったと思っています
元気に産まれたと思っていましたが、生後半年頃から左手をほとんど使おうとしないことに気付き、1歳頃にやはり何かおかしいと思ってMRIを撮ってもらうことにしました。結果1歳5ヶ月で脳性まひとわかりました。
2歳の誕生日にステムセルからハガキが届き、出産時に保管したさい帯血がもしや役に立つのではと思い至りステムセルに問い合わせました。ちょうど臨床試験への参加者を募集していて、運よく2歳5ヶ月のときに参加することができました。
輸血前は左手と左足に麻痺があり、歩けてはいるものの、とても転びやすく、少し歩いては転びを繰り返していました。しかし輸血後、翌日には転ぶ回数が減り、おもちゃを両手で掴めるようになって驚きました。その後もリハビリも継続し、完治したわけではありませんがかなり麻痺が軽くなったように思います。
現在、地域の小学校の普通級に集団登校で通えています。
まさか我が子がさい帯血を使って治療をすることになるとは思っていませんでしたが、保険のつもりでさい帯血を保管しておいて本当に良かったと思います。
さい帯・さい帯血を利用した再生医療の研究が、今まさに国内外で進んでいます。
その他のお声は公式サイトからご覧いただけます。
医師からのメッセージ

総合母子保健センター
愛育病院 病院長
百枝幹雄 先生
応用範囲が広がる
「さい帯・さい帯血」による再生医療
近年、めざましく進歩している再生医療のなかで、さい帯やさい帯血の幹細胞を利用する技術の最大の特徴は、通常は破棄してしまうけれども実はとてもポテンシャルの高い出生時の幹細胞を活用するという点です。
これまで有効性が示されている白血病、脳性まひ、自閉症のほかにも様々な疾患に対して臨床研究が進んでいますし、民間のバンクではご家族への利用も可能になりつつありますので、今後はますます応用範囲が広がることが期待されます。
一方、忘れてはならないのは必要になるまで幹細胞を長期間安全に保管するには信頼できる設備と技術が必要だということで、それにはそれなりのコストがかかります。
コスト・ベネフィットのとらえ方は人それぞれですが、お子様とご家族の将来を見据えてベネフィットが大きいとお考えの方には、信頼できる施設へのさい帯やさい帯血の保管は十分価値のある選択肢だと思います。
さい帯・さい帯血についてより詳しく知りたい方はこちらの記事もご覧ください。
保管するなら、ステムセル研究所の「HOPECELL(ホープセル)」
株式会社ステムセル研究所が提供する「さい帯・さい帯血ファミリーバンクHOPECELL(ホープセル)」は、日本国内で最も選ばれている保管サービスです。
ステムセル研究所は、25年以上の保管・運営実績がある日本初のさい帯血バンクで、国内最多となる累計80,000名以上のさい帯血を保管しています。

研究所

研究所
国内では脳性まひに対する、赤ちゃんご自身やごきょうだいのさい帯血投与の研究が行われています。海外の臨床研究では、投与により運動機能および脳神経回路の改善が報告されています。また自閉症スペクトラム障害(ASD)に対して、さい帯血の投与によりコミュニケーション能力や社会への順応性が向上する可能性が期待されており、大阪公立大学にてお子さまご自身のさい帯血を投与する臨床研究が開始されます。

研究所
無料パンフレットをお送りします!
さい帯・さい帯血保管についてより詳しく知っていただけるパンフレットをご自宅へお送りします。
赤ちゃんの将来に備える「さい帯・さい帯血保管」をぜひ妊娠中にご検討ください。

この記事の監修者
坂田陽子
経歴
葛飾赤十字産院、愛育病院、聖母病院でNICU(新生児集中治療室)や産婦人科に勤務し、延べ3000人以上の母児のケアを行う。
その後、都内の産婦人科病院や広尾にある愛育クリニックインターナショナルユニットで師長を経験。クリニックから委託され、大使館をはじめ、たくさんのご自宅に伺い授乳相談・育児相談を行う。
日本赤十字武蔵野短期大学(現 日本赤十字看護大学)
母子保健研修センター助産師学校 卒業
資格
助産師/看護師/国際認定ラクテーションコンサルタント/ピーターウォーカー認定ベビーマッサージ講師/オーソモレキュラー(分子整合栄養学)栄養カウンセラー