株式会社ステムセル研究所(本社:東京都港区、代表取締役社長:清水 崇文/以下、当社)は、
本日、株式会社東京証券取引所(以下、東京証券取引所)より、
当社株式の東京証券取引所マザーズ市場への新規上場が承認されましたことをお知らせいたします。

上場日は、2021年6月25日(金)を予定しております。

当社は、本上場を機にコーポレートスローガンである、
「あたらしい命に、あたらしい医療の選択肢を。」 の実現に向けて、更なる挑戦を続けてまいります。
引き続き、変わらぬご厚誼を賜りますよう、お願い申し上げます。

なお、新規上場に関する詳細につきましては、東京証券取引所のWebサイトをご覧ください。

募集株式発行並びに株式売出しに関する取締役会決議のお知らせ
2022年3月期の業績予想について

<本リリースに関するお問い合わせ先>
株式会社ステムセル研究所
取締役管理本部長 乃一 進介
TEL:03-5408-5325
MAIL:somu@stemcell.co.jp

この文書は、当社株式の東京証券取引所への新規上場の承認について一般に公表することのみを目的とするものであり、日本国内外を問わず投資勧誘等を目的に作成されたものではありません。投資を行う際は、必ず当社が発行する「新株式発行並びに株式売出届出目論見書」(及び訂正事項分)をご覧いただいたうえで、投資家ご自身の判断で行うようお願いいたします。「新株式発行並びに株式売出届出目論見書」(及び訂正事項分)は引受証券会社より入手することができます。

この度、設立から20年間で培ってきたさい帯血の検体輸送ネットワークや約6万検体の凍結保管実績を利用し、超低温臨床検体輸送サービス及び末梢血等の細胞保管サービスの提供を開始致します。各医療機関では、これまで骨髄細胞や末梢血などの凍結検体を輸送する際は、医師の手で直接運ぶ必要があり、一時保管が必要な際は各医療機関で保管することを求められていました。
本サービスの提供により、医師の負担軽減、医療機関の管理コストダウン・省スペース化の実現に貢献し、デリケートな凍結検体の安全な輸送と保管を実現致します。

【超低温臨床検体輸送サービスの概要】
当社は、国土交通省から第一種貨物利用運送事業の許可を取得しており、全国の臨床検体を一定時間内に回収・処理できるネットワークとノウハウを有しておりますので厳密な温度管理やトレーサビリティが必要とされる検体も-196℃の超低温下で輸送することが可能です。また移動用液体窒素タンク「ドライシッパー」を利用し、検体の封入や取出をお客様に行っていただくことで安価にサービスをご提供いたします。

【細胞保管サービスの概要】
当社は、民間さい帯血バンクのパイオニアとして20年以上、累計約6万検体のさい帯血をお預かりしてきました。多発性骨髄腫(MM)やほかの造血器腫瘍において、ご本人の造血幹細胞を移植することが極めて有効な治療方法として確立されつつあることから、患者さまのご要望にお応えして、さい帯血の超低温保管技術や長期間の保管実績を生かし、移植の日まで検体を安全確実にお預かり致します。

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この度、日本初となる「さい帯(へその緒)組織」保管サービスの提供を、2021年4月1日より開始致します。
同種(他家)さい帯組織由来の間葉系細胞は、免疫調整作用、抗炎症作用や組織修復作用を有し、過剰な免疫や再生医療の分野ですでに国内外で臨床研究が進められ、その安全性や有用性が確認されつつあり、近年目覚ましく進展している分野の一つです。
当社は、出産時のお子さま自身のさい帯(自家さい帯)由来細胞の利点を利用した疾患治療を目指し、さい帯由来間葉系細胞の凍結保管技術ならびに培養プロセス、臨床応用に向けたバンキングシステムについて、2018 年より東京大学医科学研究所附属病院 臍帯血・臍帯バンクの長村登紀子准教授と共同で研究してまいりました。
また、東京大学が保有する技術とノウハウの開示を受けてその検証を行い、自家さい帯バンキングシステムの構築と開発に取り組んでまいりました。そしてこの度、これらの技術とノウハウの使用に関するライセンス契約を東京大学と締結し、これに基づいたさい帯組織保管サービスを日本で初めて開始致します。

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再生医療への応用を目的とした「さい帯血」の細胞保管サービスの需要増加に応えるため、受け入れ可能な検体数の拡充及び、日本初の事業として開始を予定している「さい帯(へその緒)組織」保管サービスへの対応を目的として、2020年6月より神奈川県横浜市に新たな細胞培養加工施設の建設を開始し、この度、完成致しました。
現有の細胞処理センター(Tokyo CPC:東京都港区)は、「再生医療等の安全性の確保等に関する法律」に基づく手続きを経て、厚生労働省(関東信越厚生局)より特定細胞加工物製造許可を取得しておりますが、新細胞処理センター(Yokohama CPC)においても、2021年3月12日付けで同許可を取得致しました。これに加えて、新施設は「医薬品、医療機器等の品質、有効性及び安全性の確保等に関する法律」に基づく、再生医療等製品の製造管理及び品質管理の基準であるGCTP(Good Gene, Cellular, and Tissue-based Products Manufacturing Practice)に適合可能な設備となっております。

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新生児敗血症は死亡率が高く、生存しても重い神経学的な後遺症をきたす疾患ですが、今のところ抗生物質の投与と支持療法以外に効果的な治療法はありません。慶應義塾大学産婦人科学教室の落合大吾先生率いる研究チームではこれまでに、ヒト羊水幹細胞(hAFSC)の予防的投与が、新生児敗血症モデルラットの生存率を上げることを報告しています。今回の研究では、それらhAFSCにより生存したラットの神経学的な予後を調べました。詳細は、当社の「臍帯血情報」を是非ご一読ください。

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【2月4日「妊娠の日」】約9割の妊婦が新型コロナウイルスの影響で、妊娠出産に対して不安
~ 52.4%で世帯収入が減少。 約8割が産後の面会や立ち会い出産に影響 ~

 

新型コロナウイルス感染症拡大が続くなか、2020年の出生数が前年比で約1万7千人減少しています※。このようななか、妊娠期間と出産における新型コロナウイルスの影響について現状を調査しました。
※ 厚生労働省2020年12月21日発表

 

【調査結果のポイント】

(1)コロナ禍での出産・育児について、約9割が不安

●88.5%が妊娠期間・出産と子育てに不安があり、91.7%が不安の背景に新型コロナウイルスの影響があると回答

●8割以上の妊婦が、「自身の感染」、「パートナーや家族の感染」、「赤ちゃんへの影響」を不安視

●新型コロナウイルスで実際に影響が出ていること

・52.4%が、世帯収入が減少

・出産に関して、「産後に家族や友人と面会ができない・制限がある」(1%)、「立ち合い出産ができない・制限がある」(82.9%)

・両親学級の中止により、初産婦の7割以上が、妊娠・出産・子育てに関する情報が不十分

(2)コロナ禍で、生まれてくる赤ちゃんに対する健康意識が高まっている

●コロナ禍での出産や子育てについて、92.3%の妊婦が、医療や健康面で不安

●経産婦の62.3%が、前回の出産時より、赤ちゃんの健康に対する意識が高くなったと回答

(3)さい帯血についての認知は約9割。約4割が医療の面で「さい帯血バンク」に期待

●脳性まひや自閉症など、現在治療法のない病気に対する新しい医療として注目される「さい帯血」について、約9割の認知

●「さい帯血バンク」へのイメージは、「白血病など難病の治療に効果がある」(0%)、「わが子の将来に役立ちそう」(45.7%)、「新たな医療の道を切り開く可能性がある」(40.6%)


【助産師さんからのコメント】

長期化するコロナ禍で、不安な思いをしている妊婦さんがたくさんいらっしゃいます。「両親学級が中止になり、出産や育児のイメージがわきにくい」という声も現場でよく耳にします。妊婦さんの不安を軽減しようと、病院や地域の助産師会でもオンラインでの両親学級を実施するようになりましたが、個々人の悩みに十分には対応できておらず、限界を感じる場面も多いです。安心して出産・子育てに取り組めるように、病院や行政だけでなく、企業や地域のサポーターも積極的に関わる協力体制が必要だと感じています。

今回、コロナ禍での妊娠・出産・子育てという、誰もが経験したことのない出来事をきっかけに、ご自身の健康や生まれてくる赤ちゃんの健康に対する意識が高まっていることが分かりました。実際に、ご夫婦で健康に関して話し合う時間が増えているようです。将来の我が子の健康に対する保険として、さい帯血の保管に関心を寄せていらっしゃる方も増えています。妊婦さんにさい帯血保管をはじめとした必要な正しい情報が届き、少しでも安心して過ごしてもらえるサポートが必要とされています。

 

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