この度、株式会社ステムセル研究所では、日本初の自家さい帯(へその緒)由来細胞の臨床応用の実現に向け、東京大学医科学研究所および東京大学医学部附属病院との共同研究を開始いたしました。
手術が必要な先天性形態異常(口蓋裂、食道閉鎖症、腹壁欠損症等)においては、子供の成長過程などを考慮すると、自家組織または自家細胞の生着率がより高く、長期に機能するであろうと考えられます。さい帯組織から採取できる幹細胞を用いた再生医療については、その安全性と有効性が明らかになりつつあり、近年目覚ましく進展している分野の一つです。そこで、本研究においては、基礎研究を行い安全性を十分に確認した上で、自家さい帯細胞を用いて、将来的に小児形態異常等の先天性疾患を治療することができるよう、取り組んで参ります。
研究の体制としては、東京大学医科学研究所附属病院の長村 登紀子准教授の研究チームが正常児または疾患患児のさい帯由来細胞を調製し、東京大学医学部附属病院の星 和人教授と古村 眞特任教授の研究チームが3D培養を含めた培養系の確立および小型動物モデルを用いた有効性の確認試験を担い、ステムセル研究所がこれをサポート致します。
ステムセル研究所では現在、2021年の初頭を目途に、自家さい帯の保管事業を開始すべく、東京大学医科学研究所のノウハウに基づく高品質な自家さい帯組織保管のための技術導入と、神奈川県横浜市における新たな細胞培養加工施設(GCTP基準に準拠)の建設工事を順調に進めています。本研究における東京大学とステムセル研究所の産学連携による相乗効果により、自家さい帯由来細胞の臨床応用が早期に実現できるよう目指して参ります。
<研究の名称>「自家臍帯由来細胞を用いたティッシュエンジニアリングの研究開発」
<共同研究者> 東京大学医科学研究所附属病院、東京大学医学部附属病院
<登録期間> 2020年9月1日~2021年8月31日
<研究目的> 自家さい帯由来の細胞を用いた、先天性形態学的な異常部位の組織を再生する治療法の開発。
<研究概要>
– 正常児または疾患患児のさい帯由来細胞の調製。
– さい帯由来細胞の3D培養を含めた培養系の確立と品質評価。
– 骨欠損モデルマウス等による有効性の検証。 – 自家さい帯組織のバンキングシステムの構築。
自家さい帯由来細胞を用いた研究開発に関するお知らせ(Press Release)
株式会社ステムセル研究所(本社:東京都港区 代表取締役社長:清水 崇文)は、この度、大手衛生検査所と連携し、医師監修のもと、
唾液を用いた、新型コロナウィルスPCR検査サービスの提供を開始致しましたことをお知らせ致します。
新型コロナウィルス感染症により、人々の生活は大きく変化しています。
感染拡大防止と経済活動の両立という非常に困難な課題に直面している状況において、遠方に出かける前、離れて暮らす大切な人に
会う前等に、PCR検査を受けることにより、ご自身の健康状態を確認することは、一定の意義があると考えられます。
また、この検査には「唾液」を用いますので、ご自宅、ご自身で簡単・安全に検査用サンプルの採取を行うことが可能です。
当社は今後の、ウィズ・コロナ時代におきましても、少しでも皆様の安全と安心のサポートができるよう努力して参ります。
■サービス概要
新型コロナウィルス唾液PCR検査
<サービス詳細>
https://www.stemcell.co.jp/lp/pcr/lp/
・大手衛生検査所にて実施
・国立感染症研究所検証済みのキットを使用
・監修:医療アドバイザー 医学博士 幸道秀樹
・検査結果:検査後最短3営業日程度。Eメールにてお知らせします。
※検査結果のみのご通知となります。また、検査結果は診断ではありませんので、医師による診断書の発行はありません。
体調不良等の症状のある方は、当検査はご利用なさらず、必ず医療機関を受診ください。
・ お申し込み:当社HPエントリーフォームよりお願いいたします。
https://www.stemcell.co.jp/lp/pcr/
過去の電子公告・決算公告はこちら
臨時株主総会招集のための基準日設定公告(PDF)
第20期(2019年3月期)決算公告(PDF)
第19期(2018年3月期)決算公告(PDF)
第18期(2017年3月期)決算公告(PDF)
第17期(2016年3月期)決算公告(PDF)
この度、株式会社ステムセル研究所は、再生医療への応用を目的とした、「さい帯血」の細胞保管サービスの需要の増加に応えるため、受け入れ可能な検体数の拡充及び新たな事業として開始を予定している、「さい帯(へその緒)」組織保管サービスへの対応を目的として、2020年6月より、神奈川県横浜市に新たな細胞培養加工施設の建設を開始致しますので、お知らせ致します。なお、同施設の竣工予定時期は、2021年初頭を予定しております。
現有の細胞処理センター(東京都港区)は、「再生医療等の安全性の確保等に関する法律」に基づく手続きを経て、特定細胞加工物製造許可を取得しておりますが、新規施設は同許可に加え「医薬品、医療機器等の品質、有効性及び安全性の確保等に関する法律」に基づく、再生医療等製品の製造管理及び品質管理の基準であるGCTP(Good Gene, Cellular, and Tissue-based Products Manufacturing Practice)に適合する設備設計となっております。
近年、さい帯血を用いた再生医療は、その安全性・有効性が明らかになりつつあり、国内外問わず、実用例が年々増加しており、当社における、さい帯血保管数も二年で2倍以上に伸長しております。さらに、「さい帯組織」から採取することができる、間葉系細胞の研究についても、目覚ましく進展しており、さい帯血およびさい帯保管サービスの需要は、ますます高まるものと考えられております。当社はこのような需要の増加に応えるべく、新細胞処理センターの建設を着実に進めて参ります。
■施設概要
所在地: 神奈川県横浜市
着工 : 2020年6月
竣工 : 2021年初頭(予定)
設備投資金額合計:約4億円
※完成後の細胞処理能力は、従来の約2.5倍(年間25,000検体)を見込んでおります。
2020年3月5日開催の当社取締役会において決議いたしました、当社普通株式の東京証券取引所マザーズへの上場に伴う、募集株式発行並びに株式売出しにつきましては、新型コロナウイルスの世界的な感染拡大及び原油価格の急落等を受けた最近の株式市場の動向等諸般の情勢を総合的に勘案し中止することを2020年3月23日開催の当社取締役会において決議し、東京証券取引所マザーズへの上場を延期いたしましたのでお知らせ申し上げます。
なお、再開時期につきましては、株式市場の動向等を見極めたうえで、適切に判断する予定です。
募集株式発行並びに株式売出しの中止に関する取締役会決議のお知らせ
2020年3月5日開催の当社取締役会において決議いたしました募集株式発行及び株式売出しにつきまして、足元の市場環境等の諸般の事情を総合的に勘案した上で、仮条件及び募集株式の払込金額の決定日を2020年3月19日から2020年3月24日に変更することといたしましたので、お知らせ申し上げます。
詳細につきましては、以下PDF資料をご覧ください。
募集株式発行及び株式売出しに関する仮条件及び募集株式の払込金額の決定日並びに需要の申告期間の変更のお知らせ