第10回 臍帯血による再生医療研究会学術集会が、2025年10月25日(土)に虎ノ門ヒルズ森ビルで開催されます。
今年は10周年の節目にあたり、公的臍帯血バンクの現状、臍帯血を用いた再生医療の可能性、臨床応用に向けた研究開発など幅広いテーマが予定されています。
さらに本集会では脳性麻痺や自閉スペクトラム障害に対する臨床研究について、最新の知見について紹介されることが期待されます。
▶臍帯血による再生医療研究会ホームページ
https://www.kochi-u.ac.jp/kms/ucbrm/meeting.html
▶抄録
https://www.kochi-u.ac.jp/kms/ucbrm/pdf/10syouroku.pdf
▶ポスター
ステムセル研究所は、東京⽔天宮で戌の⽇に行われるイベント「マタニティファミリーフェスティバル」に出展いたします。
ブースでは専門スタッフが「さい帯・さい帯血保管 HOPECELL」について詳しくご案内し、皆さまのご質問にお答えします。また10:30~11:05はステージイベント「プレママ・プレパパ必見!出産準備とさい帯血保管のはじめて講座」に出演します。
フェア当日に資料請求いただいた方限定の割引特典もご用意しています。
マタニティファミリーの『知りたい!』がぎゅっと詰まった1日です。
⽔天宮での安産祈願のご参拝の際に、ぜひお立ち寄りください。
【マタニティファミリーフェスティバル】詳細
日程:2025年11月1日(土)9:00~16:00 入場無料・自由入退場
会場:T-CATホール(東京シティエアターミナル内1階)※水天宮より妊婦さんの足で徒歩約3分/メトロ半蔵門線水天宮前駅直結
公式サイト:https://www.cocoful.jp/event/entry_37884.html
プレゼント付き事前予約フォーム:https://peatix.com/event/4552271/view
ステムセル研究所は、国内最大級の産前産後ファミリー応援イベント「マタニティ&ベビーフェスタ大阪2025」にブース出展をいたします。
出展期間中、ブースでは「さい帯・さい帯血保管 HOPECELL」について知っていただけるプチセミナーを開催いたします。
また10月26日(日)12:00~12:30には、ステージにて「助産師が解説!出産前に知っておきたいこと」セミナーを実施します。
出産の流れや陣痛を乗り越えるコツ、立ち会い出産でのパパのサポート方法など、出産を控えたご夫婦に役立つ情報を、助産師がやさしく解説します。「妊娠中の今だから聞いておきたい!」と思える内容をぎゅっと詰め込んだ、安心と学びのセミナーです。
このフェア期間中に資料請求いただいた方限定の割引特典もご用意しています。
ぜひステムセル研究所のブース、ならびにステージイベントへお越しください。
【マタニティ&ベビーフェスタ2025】詳細
日程:2025年10月25日(土)・26日(日)10:00~17:00
会場:インテックス大阪
公式サイト:https://maternity-babyfesta.jp/osaka/
来場予約フォーム:https://e-ve.event-form.jp/event/108224/mbfosaka25
ステムセル研究所 ブース番号:C-27
株式会社ステムセル研究所(本社:東京都港区、代表取締役社長:清水崇文、以下「当社」)は、2025年9月20日(土)に開催された「ログミーFinance 個人投資家向けオンラインIRセミナー」の書き起こし記事掲載について、下記の通りお知らせいたします。
引き続き、情報発信に努め、当社のことをご理解いただける機会の創出を⽬指した取り組みを進めてまいります。
ログミーFinance書き起こし記事は、以下のリンクからアクセスしていただけます。
https://finance.logmi.jp/articles/382655
セミナーは「ログミーFinance 公式YouTubeチャンネル」で公開しております。
プレスリリースはこちら
株式会社ステムセル研究所と株式会社iPSポータル
「臍帯血を用いた自家iPS細胞の製造及び保管プロセス開発と臨床応用に関する検討」を開始
株式会社ステムセル研究所(東京都港区、代表取締役社長 清水崇文、東証グロース:7096、以下、ステムセル研究所)と株式会社iPSポータル(京都府京都市、代表取締役社長 小林正和 以下、iPSポータル)は、自家臍帯血由来iPS細胞の臨床利用を見据え、保管臍帯血からのiPS細胞製造・保管サービスの実現を目指す共同研究を開始いたします。
本共同研究では、自家臍帯血の長期保管と医療応用を推進するステムセル研究所が有する臍帯血採取および保管に関するノウハウと、iPSポータルが有する自家細胞由来iPS細胞の製造および臨床開発の実績を活かし、自家臍帯血由来iPS細胞の製造・保管および臨床応用を目指します。長期保管された臍帯血からのiPS細胞の製造を確実にするとともに、あらかじめ製造したiPS細胞を保管可能とする仕組みを実現することで、両社の強みを融合させ、新たな医療展開を推進してまいります。
iPS細胞は、あらゆる体細胞から誘導可能であり、再生医療や新規治療法の開発において極めて有望な細胞資源です。とりわけ自家由来のiPS細胞は、患者本人の細胞が起源であるため、免疫学的適合性が極めて高く、他家移植で問題となり得る免疫拒絶反応を回避することができます。この点は、他家由来iPS細胞と比較し決定的な優位性といえます。
さらに、臍帯血からのiPS細胞の製造には独自の利点があります。臍帯血は出生直後に採取されるため、生物学的に極めて若く、成人由来の体細胞と比較し、細胞分裂によるゲノム変異*の蓄積やエピジェネティック修飾**が少ないと考えられています。その結果、ゲノム安定性が高く、より均質で安全性の高いiPS細胞の製造が可能となります。
将来的に、自家臍帯血由来iPS細胞を用いた治療法が確立されることで、ステムセル研究所のさい帯・臍帯血保管サービスの利用者が、iPSポータルのiPS細胞製造サービスを通じて新しい治療法にアクセスし、その恩恵を享受できるスキームの構築が期待されます。
*ゲノム変異:細胞が分裂を繰り返す過程などでDNA配列に生じる変化を指します。遺伝情報の誤りや欠損・置換などが含まれ、細胞の性質に影響を及ぼす場合があります。
**エピジェネティック修飾:DNAの配列自体は変化しないものの、DNAの部分的な化学変化によって遺伝子の働きが変わる現象を指します。加齢や環境要因によって蓄積することが知られています。
株式会社iPSポータル
iPS細胞などの幹細胞技術やゲノム編集技術などの新しい技術を取り入れたCell-Techにより、創薬や再生医療のみならず、生活習慣病予防や健康美容分野、更にはそれらに関わる産業全般の研究及び事業化を促進し、生命科学の発展に貢献します。
設立年月日 : 2014年7月31日
資本金等 : 8億3,100万円(資本金9,900万円、資本準備金7億3,200万円)
代表取締役社長 : 小林 正和(こばやし まさかず)
本社 : 京都市左京区田中門前町103番地5 ルイ・パストゥール医学研究センタービル
TEL/ホームページ : 075-707-1057 / https://ipsportal.com/
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2025年10月6日(月)は「世界脳性まひの日(World Cerebral Palsy Day)」です。この日は、世界各国で脳性まひに対する理解を促進する取り組みが行われています。日本国内では、およそ1,000人に1~6人の子どもが脳性まひと診断されており※1、出産時のトラブルなどが要因となることが知られています。脳性まひは一生涯にわたり続く運動機能障害であり、ご家族の日々のサポートが欠かせません。
国内シェア99%を誇る「さい帯・さい帯血ファミリーバンク」を運営する株式会社ステムセル研究所(本社:東京都港区、代表取締役社長:清水崇文、以下「当社」)は、脳性まひと診断された息子さんに当社で保管されたさい帯血を実際に投与されたご家族の体験を取材し、その様子をまとめたインタビュー動画を公開いたしました。
※1臨床研究実施計画番号: jRCTa060200018 https://jrct.mhlw.go.jp/latest-detail/jRCTa060200018
きょうだいのさい帯血投与で臨床的な改善――母親が語る保管の意義
鹿児島県在住の柴田直美さんは、脳性まひの長男を含む3人のお子さんがいます。長女・次女のさい帯血を保管していたことで高知大学の臨床研究に参加し、実際にきょうだい間のさい帯血投与を受けました。投与後には運動機能や発達において症状の改善が見られ、インタビューでは息子さんの写真を交えながら、その経験を母親として率直に語っていただいています。
柴田さんインタビュー動画はこちらから
動画のハイライト
・さい帯血を保管し、臨床研究へ参加した経緯
・投与前と投与後で感じたお子さまの変化
・投与をきっかけに訪問看護ステーションを立ち上げ、同じ境遇の家族を支援
国内臨床研究で成果――安全性を確認、運動機能や発達の改善の可能性を示唆
柴田さんが参加された高知大学の臨床研究では、脳性まひをもつお子さまに、きょうだいから提供されたさい帯血を投与する取り組みが進められています。先日、この研究成果をまとめた論文※2が発表され、きょうだい間さい帯血投与の安全性が確認されただけでなく、運動機能や発達において臨床的な改善につながる可能性が示されました。さらに同大学では、お子さまご自身のさい帯血を用いた臨床研究も先行して行われ、論文として報告されています。詳しくは、当社サイト「HOPECELL NEWS」でも情報を発信しています。こうした一連の成果は、日本における臨床研究が着実に進展していることを示しており、さい帯血の持つ新たな可能性を考えるうえで大きな一歩となっています。
※2 Safety and feasibility of allogeneic sibling cord blood infusion in Japanese children with cerebral palsy:A single-center pilot study Brain & Development 47 (2025) 104443
ステムセル研究所の使命――家族の想いを未来へ
当社は、さい帯・さい帯血保管において国内シェア99%を占め、これまでに10万件以上の検体をお預かりしてまいりました。25年以上にわたり築いてきた医療機関とのネットワークと全国規模のインフラを活かし、毎年約1万人のご家族に選ばれています。
私たちの使命は、ご家族の大切な想いを未来につなぐことです。今回の発信を通じて、さい帯血の研究や臨床応用の可能性を広くお伝えし、一人でも多くの方に希望と選択肢をお届けしてまいります。
※2022年3月期より「さい帯」保管サービスを開始
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