さい帯・さい帯血について
出産後わずか数分の間にしか採取できない貴重な赤ちゃんのものです。
採取の際、お母さんと赤ちゃんに痛みや危険はありません。
どちらにも幹細胞がたくさん含まれています。
再生医療分野など、さまざまな活用が進んでいます。
それぞれ異なる幹細胞が含まれているため、両方を保管しておくことで将来の利用の選択肢が広がります。
幹細胞とは
身体のさまざまな種類の組織の元になる細胞です。
血液を作ったり、神経や骨、筋肉などの細胞に分化したりする能力があります。
障害が起きている部位の炎症を鎮め、組織を修復する力があるため、さまざまな治療法への応用が期待されています。
など
さい帯
間葉系細胞について
- 増殖したり、骨や軟骨、神経、筋肉などの 様々な細胞に分化する能力があります。
- 間葉系細胞やそれらが分泌する成分には、炎症を抑えたり、組織を修復したりする力があります。
- 免疫療法や再生医療、患者数の少ない難治性疾患の治療法の開発や創薬に利用されています。
さい帯血
●赤ちゃんとお母さんをつなぐへその緒や胎盤に含まれている
赤ちゃんの自身の血液です。
●造血幹細胞をはじめとする幹細胞や免疫細胞が豊富に含まれています。
●脳性まひや自閉症スペクトラム障害などの再生医療の分野において、国内外で臨床研究が進められています。
さい帯血の保管先には、「公的バンク」と「プライベートバンク」の2種類があります。
プライベートバンクは赤ちゃんやそのご家族の将来に備えて保管します。
一方、公的バンクでは、第三者の治療(白血病など)に役立てるために寄付し、保管されます。
ホープセルは、さい帯・さい帯血を合わせてお預かりする
日本で唯一のプライベートバンクサービスです。
プライベートバンク
(有料保管)
ステムセル研究所は国内シェアNo.1
赤ちゃん自身とそのご家族の将来に備えて、有料でさい帯血を保管します。
公的バンク(寄付)
第三者の治療(白血病など)に役立てるために、さい帯血を提供します。所有権を放棄することになるため、提供者自身が利用することはできません。
さい帯とさい帯血の特徴
さい帯 | さい帯血 | |
性状 |
組織 胎盤と赤ちゃんをつないでいる組織、いわゆる「へその緒」です。 |
血液 胎盤とさい帯のなかにある赤ちゃんの血液です。 |
採取 方法 |
カットし、 採取したさい帯をハサミでカットし、収容します。お母さんと赤ちゃんに痛みはありません。 |
専用バッグで採血 さい帯の血管に針を刺して採取します。お母さんと赤ちゃんに痛みはありません。 |
使用 方法 |
間葉系細胞を培養 凍結したさい帯組織から培養、増殖させた間葉系細胞や、その分泌成分(エクソソームなど)の使用を想定しています。 |
そのまま投与 凍結した細胞を融かして、一般的にはそのまま使用します。(培養はしません) |
使用 回数 |
小分けにした数の 20cmのさい帯を採取した場合、約10本のバイアルに小分けして凍結します。間葉系細胞を増やすことで、何度も使用できる可能性があります。 |
原則1回 保管した細胞は増殖させずに、ほとんどの場合、すべてを一度に利用します。 |
用途 |
痛み・炎症など 間葉系細胞の分泌成分(幹細胞培養上清液)が医療応用されつつあります。 培養上清液は、ご本人だけでなくご家族の利用も可能です。 |
脳性まひ 本人、または兄弟姉妹のさい帯血を投与する研究が行われています。 |
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